" 阿修羅のごとく "
監督 森田芳光
原作 向田邦子
出演 大竹しのぶ
坂東三津五郎
桃井かおり
黒木瞳
小林薫
木村佳乃
長澤まさみ
深津絵里
中村獅童
深田恭子
RIKIYA
八千草薫
仲代達矢
紺野美沙子
阿修羅。
インド民間宗教上の魔族。
外には仁義礼智信を掲げるかに見えるが、
うちには猜疑心が強く、日常争いを好み、
たがいに事実を曲げ、
またいつわって他人の悪口を言いあう。
怒りの生命の象徴。
争いの絶えない世界とされる。
長女 しのぶ 45才
次女 瞳 41才
三女 絵里 29才
四女 恭子 25才
昭和五十四年 正月明け
絵里が父のことで話があると
姉妹に呼びかけ
瞳の家に集まる
70才の父に愛人がいた
絵里は見た
興信所に調べさせた
愛人は40才、子供は小学校4年
母にはくれぐれも内緒に
愛人に別れて下さいと言いたいが
言う勇気もなかなかない
しのぶは亭主に死なれ独り身
付き合ってる男は妻子あり
瞳の夫も浮気している
恭子は勝てないボクサーと同棲中
ボクサーは女を連れ込む
男に縁遠いかった絵里
興信所の獅童に惚れられる・・・
昭和54年・55年に放送された
NHKドラマのリメイク
テレビ版ではオープニングの
「 ジェッディン・デデン 」が印象的だった
禍々しい題名だが
ユーモアを交えた
ホームドラマ
ドンドンパチパチの
任侠映画ではない
中村獅童がいつもと180°違う役
うまいなぁ
6時間の話を2時間に縮めた
慌ただしさの感はある
今、人間として生きている生き物も
六道を生まれ変わり死に変わる
六道とは
天道、
人間道、
修羅道、
畜生道、
餓鬼道、
地獄道、
の六つである
人間は
天にも登り
阿修羅にも落ちる
畜生にも餓鬼にも地獄にも落ちる
そしてまた
いつか帰って来る
2003年 日本映画 135分
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