監督 シュテファン・ルツォヴィツキー
出演 フランカ・ポテンテ
ベンノ・フュアマン
アンナ・ロース
医学部の解剖学実習
インストラクターのフランカ
成績優秀な彼女
名門ハイデルベルク大学の
解剖学教室に推薦される
その教室で博士号を取れば大変な名誉
フランカは医者三代目
おじいちゃんはその大学の元学長で大喜び
お父さんは町医者で名誉には無関心
目を覚ます裸の男
感覚はほとんどない
腹から突き出る止血鉗子
むき出しの指の神経
ぼんやり聞こえる医者の声
フランカは優秀らしいぞ
かすんで見える解剖室の文字
長距離列車
フランカは同じ講座の新入生アンナと知り合い
発作を起こした心臓病ピアス君を蘇生させる
パプ
解剖学教室の新歓コンパ
先輩カスパーはフランカに惚れる
アンナは先輩ベンノにちょっと惚れる
同じパブ
心臓病のピアス君は
何者かに注射を打たれ
気がつけば
裸で解剖台の上
逃げようとして殺される
解剖室
フランカ達は教授から説明を受ける
数々の人体標本に感激
そして
フランカは最初の解剖遺体が
自分が助けたピアス君でショック
腹に不審な切り傷を発見
死因に疑問を抱く・・・
映画の中での蘇生法は
医学的正確さより
映画的緊張感を優先させた
元の企画はオカルト映画だったが
監督の意向により
オカルト要素は除かれた
映画で使われた薬品は
架空の物である
映画で使われた人体模型は
"人体の不思議展"からヒントを得た
ラテックス製
元の"人体の不思議展"は
日本でも開催され話題になったが
遺体の出所など問題が指摘され
2012年に事務局が解散した
"人体の不思議展"で
展示されていた人体模型の
合成樹脂を用いた人体保存法を開発した
グンター・フォン・ハーゲンス博士は
映画の舞台となったハイデルベルク大学で
博士号を取得している
医学を純粋に研究するには
倫理は邪魔になるか
どこまでの逸脱が
許されるのか
「 ラン・ローラ・ラン 」の
フランカ・ポテンテ主演
この年ドイツ国内での
興行成績1位のヒット作
解剖学教室を舞台にした
医療サスペンス・ホラー
2000年 ドイツ映画 99分
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