監督 ジョナサン・デミ
出演 トム・ハンクス
デンゼル・ワシントン
ジェイソン・ロバーズ
メアリー・スティーンバーゲン
アントニオ・バンデラス
ロジャー・コーマン
ジョアン・ウッドワード
フィラデルフィア
の判事室で
工場の出すチリは無害だと主張する
工場側の弁護士ハンクス
健康被害は工場のせいだと主張する
被害者側の弁護士デンゼル
工場建設の差し止めを求めた訴訟は棄却
ハンクスの勝ち
病院で定期検査を受けるハンクス
大手法律事務所に帰って来た彼は
検査結果を母ジョアンに電話報告
健康状態よし
血液検査は良好、T細胞も安定、血小板もいい
10;15 P.M.
事務所で仕事を続けるハンクスは
ロバーズ社長に呼ばれ
とある企業間の訴訟についての意見を聞かれ
その場で上級弁護士に昇進が決まる
その頃からハンクスにシミが出来始める
9日後
訴訟の弁護の準備をするハンクス
シミが増え、肉腫状になる
同性愛友達アントニオたちとくつろぐハンクス
体調は悪化、下痢、発熱
1ヶ月後
デンゼル弁護士の子供が生まれる
さらに1週間後
デンゼル弁護士の事務所をハンクスが訪れる
ハンクスはエイズ
ハンクスはロバーズ法律事務所をクビになった
彼の事務所を不当解雇で訴えたい
それで弁護を頼みたい
相手は名門法律事務所
クビの表向きの理由はエイズではない
デンゼンは弁護を断る
断られたのはこれで10人目
心配性のデンゼンは感染を心配し
すぐに医者の診断を受ける
HIVウィルスは
血液、精液、膣分泌液などの
体液からしか感染しない
デンゼルはちょっと安心
デンゼルは保守的、同性愛者が嫌い
デンゼルの奥さんはちょっと進歩的
2週間後
図書館で無言の偏見を受けるハンクス
症状は悪化、明らかにウイズ
それを目撃したデンゼルは声をかける
6週間後
法律事務所所長ロバーズは
デンゼルから召喚状を受け取る・・・
語源が"兄弟愛なので
フィラデルフィアが舞台に選ばれた
エイズAIDSは後天性免疫不全症候群
Acquired Immune Deficiency Syndromeの略で
HIV
(Human Immunodeficiency Virus、ヒト免疫不全ウィルス)
の感染により引き起こされるが
HIV感染が100%エイズを引き起こすわけではないので
HIV感染=エイズではない
HIVの感染力は弱いが
HIV発見当時有効薬が無かったため
一旦発症するとほぼ100%死亡し
必要以上に恐れられた
また感染者は同性愛者に多く
同性愛に対する偏見も強かったため
エイズ問題を複雑にした
と、頭で分かっていても
社会問題に
真面目に取り組んだ
法廷劇
1993年 アメリカ映画 125分 製作費2,600万ドル
アカデミー賞 主演男優賞、主題歌賞受賞
ゴールデン・グローブ 男優賞、歌曲賞受賞
ベルリン国際映画祭 男優賞受賞
MTVムービー・アワード 男優賞受賞
エイズの名が日本に知れ渡ったのは
1983年の夏だった
その夏、僕は1ヶ月インドへ旅行して
インドから帰ると
ニュースはエイズ一色だった
僕にとっては初耳の言葉を
誰もが当たり前のように知っていて
浦島太郎になったような気分だった
2012年現在
抗HIV薬の開発が進み
早期に発見できればエイズ発症を抑えられる