「 ネットワーク 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

    " NETWORK "


監督 シドニー・ルメット
脚本 パディ・チャイエフスキー
出演 ピーター・フィンチ
   フェイ・ダナウェイ
   ウィリアム・ホールデン
    ベアトリス・ストレイト
    ロバート・デュヴァル


 "USBテレビのキャスター フィンチの物語"

 彼の全盛期には
 視聴率16% シェアは28%だった
 だが1969年から人気が落ち
 ついに視聴率は8% シェア12%に
 彼はくさって酒びたりになり
 1975,9,22 ついに2週間後の解雇が決定

 解雇を伝えたのは報道部部長
 旧友のホールデン

その夜2人は飲み明かし
自殺を放送すれば視聴率が上がる
と、冗談を交わす

しかし次の日
フィンチは本番中
一週間後 番組の中で自殺すると宣言

テレビ局はパニック
フィンチは引きずり出され
局長デュヴァルはカンカン
即刻クビを宣言

フィンチはホールデンに泣きついて
翌日5分だけ出演を許される

やる気まんまんのフェイは
特別番組担当部長
銀行強盗の生映像を手に入れてホクホク
 これをシリーズ化しましょうよ
 今は反体制の時代よ

次の日は株主総会
目下USBテレビは経営難
赤字の報道部は大幅縮小と発表
寝耳見に水のホールデン
怒り心頭に発する

その夜
フィンチは最後の出演
たまった鬱憤、過激トーク
ホールデンは彼に好き放題喋らせる

ホールデンはクビ
でも
フィンチの本音トークは
視聴率を上げる

フェイはフィンチを復帰させ
大ヒット番組の製作を企てる
 彼は現代の偽善者たちを
 痛烈に批判する預言者よ

経営巻き返しを図りたいデュヴァルは
重役陣の反対を押し切り
フィンチ続投を決める

そしてある日、フィンチは
神の声が聞こえると言い出す・・・


  日米を問わず
  昔も今も変わらない
  視聴率第一主義のテレビ業界
  その激流の中でもがく人々を描く
  社会派風刺ドラマ

   いいや、これは風刺ドラマではなく
   内実を暴露したルポタージュだ
          by ルメット


 テレビに映る事だけが真実だと
 思っている人たちがいる
 テレビは福音 終局の啓示
 

 何でもテレビのマネをする
 服装も食事も
 考え方まで同じになる

 でも
 テレビは真実ではない
 テレビは遊園地
 ただの退屈しのぎ
 
 テレビはうそつき
 テレビは幻


  君はテレビの小さな画面の中で
  国家や民主主義を説くが
  国家は無く、民主主義も無い
  あるのは巨大企業だけ
  それが今日の国家なのだ

  世の中はビジネスだよ


 $0・・映画toほげほげ-ネットワーク


1976年 アメリカ映画 121分 製作費380万ドル
 LA批評家協会賞 作品賞、監督賞、脚本賞受賞
 ゴールデン・グローブ 男優賞、女優賞、監督賞、脚本賞受賞
 アカデミー賞 主演男優賞、主演女優賞、助演女優賞、脚本賞受賞
 NY批評家協会賞 脚本賞受賞