監督 ヴィクター・フレミング
原作 マーガレット・ミッチェル
音楽 マックス・スタイナー
脚本 シドニー・ハワード
出演 クラーク・ゲーブル
ヴィヴィアン・リー (スカーレット・オハラ)
レスリー・ハワード
オリヴィア・デ・ハヴィランド
ハティ・マクダニエル
あらすじ、ネタバレ御免
馬鹿白人が"古きよき南部"と呼んだ
黒人奴隷がいた頃の南部
奴隷を支配した馬鹿勇者とえせ淑女たち
そいつらの時代は風と共に去った
1861年
アメリカ合衆国南部は独立を宣言
ジョージア州 タラ
どこに居ても男が寄ってくる
美しさを鼻にかけるタカビーな女
南部大地主のお嬢ヴィヴィアン・リー
大金持ちクラーク・ゲーブルは
ヴィヴィアンの勝ち気な性格に惚れる
彼女の意中の男は大地主の息子レスリー・ハワード
でも彼はオリヴィア・デ・ハヴィランドと婚約・結婚
ヴィヴィアンは腹いせにオリヴィアの兄と婚約・結婚
南北戦争勃発
南部の男達は勇んで戦場へ
ヴィヴィアンの夫は戦場に於いて麻疹をこじらせ死亡
ヴィヴィアンはオリヴィアのいる州都アトランタへ
ヴィヴィアンはクラークと再会
1864年
北軍はアトランタへ進軍
ヴィヴィアンとオリヴィアはタラへ
クラークは戦場へ
クラークがヴィヴィアンに無理矢理キスしようとする
有名な別れのシーン
1865年
南軍の降伏により南北戦争終結
レスリーも戦場から帰ってくる
タラは焼け野原
土地への税金は高い
ヴィヴィアンは
妹の許嫁が商売に成功したのを知り、彼と結婚
その金持ちが死ぬのを待って大金持ちクラークと結婚
優雅な暮らしを手に入れる
でもヴィヴィアンはレスリーが一番好き
オリヴィアが死んで
いよいよヴィヴィアンにチャンス到来
でも
レスリーに再婚する気はない
挙げ句の果てに
ヴィヴィアンはクラークにも捨てられて
Frankly, my dear, I don't give a damn.
最後はタラの地で一人暮らしましたとさ
この世で頼りになる
唯一のものは土地よ
After all,tomorrow is another day.
リンカーンは北部の利益の為に奴隷を解放したが
黒人の人権を守ろうとは思っていなかった
奴隷制度は廃止されたが
人種差別が悪だとは思っていなかった時代の映画
第一次世界大戦勃発直後に作られた
「国民の創生」
第二次世界大戦勃発直後に公開された
「風と共に去りぬ」
共通点の多い二つの映画
奴隷制度の何が悪い
北軍は残虐な侵略者
の見解を前面に押し出した作品
黒人の怒りは一切なかったが如く描き切った
御丁寧に
黒人俳優に初オスカーを与える演出まで仕組まれた
戦争の足音が聞きつけて
アメリカの鷹が動き出す
巧妙に爪を隠して
鳩のような顔をして
騙されるな
この映画に作品賞を与えた人も
それに疑問をもたなかった人も
奴隷のいた時代を"古きよき時代"と認めた人
時代は変わった
この映画から作品賞を剥奪せよ
現在一般的に見る事ができる
ほぼ最古の全編のカラー映画
1939年 アメリカ映画 221分
アカデミー賞 作品賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、室内装置賞、
編集賞、主演女優賞、助演女優賞受賞
タラはジョージア州北部にある架空の場所