「 カサブランカ 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " CASABLANCA "


監督 マイケル・カーティス
出演 ハンフリー・ボガート
   イングリッド・バーグマン
   ポール・ヘンリード
   マドレーヌ・ル・ボォ
   ピーター・ローレ


フランス国歌で 始まり始まり

  第2次大戦の勃発で
 ドイツの侵略を恐れたヨーロッパの人々は
 アメリカ大陸を目指した
 だが 中継地ポルトガル、リスボンまで行くのが難しかった
 亡命者たちがたどったのは苦しい回り道だった

 バリから南下し地中海を渡りアフリカへ
 そして陸路を仏領モロッコのカサブランカへ

 ここで運のいい者は金かコネによって
 リスボンへの出国ビザを手に入れた

 だが多くはカサブランカで
 待って 待って 待ち暮らすだけだった

  フランスは1940年から親独ヴィシー政権の支配下
  よってモロッコにも独兵がいっぱい

ドイツ政府連絡員2名が殺され
通行証を盗んだ犯人はカサブランカに潜入
犯人狩りが始まる

ヴィシー政権首班フィリップ・ペタン元帥の肖像画の前で
警官に撃たれ死亡したのは
対独レジスタンスのフランス人

容疑者が大量に逮捕される

ボガードが経営するナイト・クラブは
出国できない亡命者のたまり場

ボガードは好き嫌いがはっきり
ドイツ銀行の頭取は賭博場に入れさせない

ボガードは常連ローレから
密売目的のドイツ軍発行通行証を預かる
ボガードは通行証をバンドの楽譜の中に隠す

ボガードはドイツが嫌い
ドイツ銀行の小切手は即破り捨てる

女に口説かれる
 ゆうべ どこに ?
  そんな昔のことは覚えてない
 今夜 会える ?
  そんな先のことは分からない

警察は今夜その店に
地下運動の大物ポールが
出国ビザを買いに来ると睨んでいる
ボガードに邪魔をしないよう念を押す

ローレが警察に連行される
ボガードは助けようとはしない

ポールがバーグマンを連れて店に来る

バーグマンはボガードが
バリで店を出していた時も行ったことがあり
ビアニストとも顔見知り

席についたポールに
自由フランスのシンボル
「ロレーヌの十字」の指輪を持つ男が近づき
ローレが逮捕された事を告げ
明晩の会合への出席を薦める

バーグマンはピアニストにボガードの所在を聞く
ピアニストはボガードに会わぬように言うが
ボガードは現れ、二人は見つめ合う
二人はパリが陥落した日に出会っていて
とても いわくありげだった・・・



  1941年、アメリカは第二次世界大戦に参戦
  それをきっかけに
  アカデミー賞の受賞作品の傾向が変わる

  連合軍のカサブランカ上陸と同時に公開され
  ドイツを徹底的にこき下ろし
  連合国の為に立ち上がろうと謳う
  このプロパガンダ映画は
  内容のつまらなさに反して
  アカデミー賞の主要3部門を受賞した


  アカデミー賞の政治的色合いの強さを
  アカデミー賞選考の節操のなさを
  まざまざと見せつけた作品
   

1942年 アメリカ映画 102分 白黒
 アカデミー賞 作品賞、監督賞、脚色賞受賞


   モロッコでトレンチコートは暑いぞ
   汗だくになるぞ
   $0・・映画toほげほげ-トレンチコート



 君の瞳に乾杯
 Here's looking at you
 $0・・映画toほげほげ-カサブランカ



  ドイツで活躍していたユダヤ系ピーター・ローレ
  ナチスの台頭により
  活動の場をフランスに移す
  そしてさらにイギリスからアメリカに渡り俳優活動を続けた

  打倒ドイツ映画に熱が入るのも頷ける