" LAWRENCE OF ARABIA "
監督 デヴィッド・リーン
撮影 F・A・ヤング
編集 アン・V・コーテス
作曲 モーリス・ジャール
録音 ジョン・コックス
出演 ピーター・オトゥール
アレック・ギネス
アンソニー・クイン
ジャック・ホーキンス
ホセ・フェラー
アンソニー・クェイル
クロード・レインズ
アーサー・ケネディ
トマス・エドワード・ロレンス
1988年生まれ
1935年、バイク事故により死亡
彼は恥知らずで自己顕示欲が強い人物だったのか
それとも詩人であり偉大な戦士だったのか
1888年
エジプトはイギリスの保護国となる
1914年、第一次世界大戦
イギリスはオスマン帝国と開戦
1916年
アラブ人はオスマン帝国からの独立と
アラブ国家樹立を目指し"アラブの反乱"を起こしてした
イギリス陸軍カイロ基地勤務の情報部
ロレンス少尉は変わり者として通っていた
形式的な事が嫌いで規則に従うのも嫌い
人を食ったような態度
無作法なのか、ただの間抜けか
イギリス軍アラブ局はアラビアの状況把握の為
彼を工作員として派遣する
任務は反乱の指導者ファイサル王子を捜し
彼の意図を探る事
ロレンスがファイサルの元を訪れた時
彼の率いるアラビア軍は
オスマン帝国との不利な戦いの最中だった
ロレンスはアラビア軍を率いてオスマン軍と戦う・・・
実際は、アラブ人はイギリスのために
ロレンスに利用されたとの認識があり
史実とは異なる点も多々あるだろうが
史実とは別の人物として楽しむべきか
映画で描かれるロレンスは
かなり突飛
思慮深いようで行動は思いつき
天才肌で傍若無人
自信に満ちた行動は傲慢にも見え
非常に人間的でもあり残酷でもある
デヴィッド・リーンがこだわる
異文化との交流、異文化の相克
延々と続く砂漠の中で撮影された
圧倒的な映像は古さを感じさせず
スケールの大きさには驚くばかり
疾走するバイクのシーンで始まり
ロレンスの横をバイクが走り抜けるシーンで終わる
ロレンスが一瞬、不思議な顔をする
自分がバイクで死ぬシーンを見たような
デジャブ ?
映画の冒頭で見てるんです
映画が少し進んで、ロレンスの葬儀のシーン
僕はロレンスと握手した事がある
と、言う一人の男
映画の中程で彼はロレンスと握手する
ロレンスが一瞬、不思議な顔をする
ロレンスが訪ねる
以前、お会いしてますか ?
男は答える
いいえ、初めてです
デジャブ ?
映画の前半で会ってるんです
幽霊になってから
デヴィッド・リーンの遊び心
観客に小さな手品をかけ
ちょっとだけ不思議な気持ちにさせる
人は望んだ者には何にでもなれる
でも、
望んじゃいけない者もあるんだよ
ロレンスはアラブ人のように成りたかった
でも、
アラブ人には成れなかった
1962年 UK映画 218分 ( 完全版 ) 製作費1,500万ドル
アカデミー賞 作品賞、監督賞、撮影賞、編集賞、美術賞、作曲賞
録音賞受賞
ゴールデン・グローブ 作品賞、監督賞、撮影賞、助演男優賞受賞