私は発達障害の子育てブログを読むことが多いのですが、定型の子の育児ブログも読んでいます。

定型の子の天然エピソードや失敗談などを可愛らしく書かれているブログを読みながらたまに思うんです、「えっそれって特性じゃないの?」と。

もちろんそんなこと直接伝えたりはしないんですが。

なんならうちの子より全然癇癪激しかったり、些細なことでひっくり返ってたり、忘れ物度も断然上。トラブル頻度も凄い。喧嘩で手が出てたりもする。

でも完全に笑い話として書かれていて、ついてるコメントも「小学生男子あるあるよね〜泣き笑いうちもでーす泣き笑い」ばかり。

たぶん発達障害児ブログとして書かれてたら「そんな子通常級に入れるなんて!」みたいに言われそうなのに、

定型児ブログでは小学生あるあると言われている………。

結構私が真剣に悩んでいたあっちゃんの苦手なことを、さらりと「うちの子これも苦手なんですよね泣き笑いこれ見てくださいよ」と画像付きで書かれてて、あっちゃんよりも全然出来てなくて。

けれどもコメントも「分かるわ〜泣き笑い」みたいな感じ。

最近リアルで出会ったママさんもそんな方がいて。お子さんはあっちゃんより中々のトラブルメーカーなんだけど、一点の曇りもない眼でその子の長所を見ておられて。

私だったら心配で一人で外になんて出せないんだけど(よそのお子さんに失礼な発言ばかりしていて本当にすみません)、全然一人で外に出す。むしろ人一倍よくウロウロさせている…。

子供の世界があるから、と。

嫌味じゃなくて本当に凄いと思うんです。

そういうお母さんのほうが子供はのびるような気がする。

子育てする前は、『こんな子一人で外に出すなんて親どうなってんの!?』と思ってたから、そういう自分が今の自分を苦しめてるんですよね…。


うまく言葉に出来ないんだけど、発達障害ってなんなんだろうな?と今更ながらに思います。

放デイ行けてるから診断名がついたこと自体に後悔は無いんだけど、未だに定型として生きていけた道もあったんじゃないかと思うことがあるんですよね。

たぶん将来自分がこの記事見たら「あー障害受容出来てなかったな」と思うのかな?


発達障害児として育てるのと

定型としか思わず育てるのと

どっちが良かったんだろうなーとも思います。


定型児ブログの方々は本当に楽しそうなんですよね。

失敗エピソード書いてても。

同じような失敗エピソードなのに、発達障害児ブログだと「ああ…こんなんで将来どうなっちゃうんだろ…」「療育行かなきゃ」「どう改善していくべきか」みたいな感じになるというか…

もちろん前向きな発達障害児ブログの方も沢山ありますが!

世間が求める発達障害児ブログってそんな感じなような気がしていて。


なんの知識も得ずに我が子の成長だけ信じて見守る育児も、案外そのほうがうまくいったのかもなーとか思うときがあります。


沢山発達障害についての本を読んだり、我が子に合いそうな放デイ探して見学して選んだり、放デイに送迎したり、発達相談に行ったり、必死に病院予約を取ったり、進路について調べたり、支援の手厚い地域について調べたり………

でもそれでも特性が無くなるわけでもない、っていうのがどうしても報われないなーと思ってしまって。

特性だって分かってるのにあっちゃんの行動に苛立ったりして焦ったりして。

将来がどうしても不安で。

定型の子のようにいつかは自然と成長するなんて思えなくて。

発達障害なんだから適切な時期に適切な支援を受けられるように環境調整しなくてはいけないんだ!それが親の責務!とか思って色々調べても全然うまくいかなかったりしてこの時間なんなんだって思うし。


なんだかうまく書けないんですが…


もっとありのまま可愛がってあげたい気持ちと、

将来のためにと今頑張らせなきゃという気持ちでいつも戦っていて。

むしろありのまま可愛がってあげることのほうが将来のためになるのでは?とも思ったりして。


我が子に幸せになってもらうためにはどういう子育てをしたらいいのか、こんなに正解がわからずに悩むとは産むまで知りませんでした。

東大に入ってくれとか医者や弁護士になってくれとか望まなければ、もうちょっと気楽に子育てできるものだと思ってたなー。

ただただ愛してれば大丈夫だと思ってた。

愛してるからこそどうすればいいのか分からなくなるんですね………


…なんかポエムみたいになってすいません驚き

(ちなみに今回の記事は結構フェイクを入れておりますあせる特定の人やブログを傷つけたくて書こうとした記事ではないので…。伝わると良いのですが…。)