自分の使っている板はどうやって自分の手元まで来るのだろう?

 

そんな興味から

 

2020年6月23日奈良県吉野郡にある

上吉野木材協同組合さん

上吉野木材協同組合連合会さん

で行われている

吉野杉・吉野桧の原木丸太木材市にお邪魔し

セリの様子を見学させて頂きました

 

 

 

「セリ」と聞くと

長靴を履いたガラガラ声のおじさんと横たわる魚

が頭に浮かぶ…という方も多いと思いますが

木にも競り市があるんですね〜

 

今回お邪魔したところは

日本有数の木材産地として有名な奈良県吉野

その中でも規模の大きい2つの市場です

 

広大な敷地にその日セリに出される吉野の山で育てられた木が

丸太となって並んでいます

 

 

 

 

1本や数本のセットで売られていて

木の切口にはチョークで1番狭い部分の直径が書かれています

(下の写真は競り終了後で値が書かれているのでモザイクを)

 

 

 

 

木の上に"振り子さん"と呼ばれる市場の職員さんが立ち

「さぁ〜これはナンボ〜 〇〇円〜」

と軽快なリズムで掛け声をかけると

瞬時に購入希望の買い方さんが手を挙げます

手を挙げるというか

顔に止まった蚊を払うかの様な素早く小さな動き

ライバルがいたら値が上がり

誰も手が挙がらないと振り子さんが値を下げていき

ものの数十秒で

カランコロ〜ン

落札者決定で手持ちの鐘が鳴らされます

 

 

 

 

そして次の木、次の木、と流れるように横の木に乗り移り

どんどん競り落とされていく

つ…ついて行けない

ナンボで誰が競り落としたのかわからない…

 

 

 

 

買い方さんは事前に丸太の姿形や切口などを見て回り

購入希望の木の目星をつけています

 

それにしても、むっちゃ早いー

もう終わっちゃったー

 

競りが終わり、ちょこっと立ち話をしていると

この近くで工房やってる人いてるから案内したろか?

と声をかけてくれた方がいて

親切に車で先導して連れて行ってくれました

 

工房の方も見知らぬ突然の訪問者を快く受け入れてくれて

小一時間ほど木工のお話を聴いたり

作られた作品を見せて貰ったり

缶コーヒーまでいただいて帰ってきました

 

初めて木材市を見学して印象に残ったのは…

振り子さんがかっこよかったこと(^^)

そこか!?

あ、顔じゃなくて…

顔まであんまり見てなかったし…

競りの様子が、なんかとてもかっこよかった!

です!

 

もちろん木のことも

途中タイミングを見て側にいた人に

木の見方などを尋ねてみたのですが

みんな親切丁寧に教えて下さる!

ありがたい!

 

あとで行った柿の葉寿司屋さんのおばちゃんもとても親切で

吉野の人々、みんなあたたかく

とっても素敵でした。

 

 

 

この木材市に限らず、その前、その後も

いろんな人の手を経て板を手にできるのですね。

 

 

 

工房のおじさんの作品

 

 

 

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