0²‥あれtoほげほげ

0²‥あれtoほげほげ

★いつかどこかであったかもしれないこと★

  " INTO ETERNITY A FILM FOR FUTURE "
監督 マイケル・マドセン
 


 オンカロはフィンランド語で洞窟を意味し
 放射性廃棄物最終処分場の予定地はそう名づけられた


 

   ここは、未来に生きるあなた達を守る為に
   私たちがある物を埋めた場所です
   この場所を乱してはなりません
   ここはあなた達の住む場所ではない
   ここから離れて下さい
   そうすれば安全です


ここは未来の生物が
足を踏み入れてはならない場所
オンカロと呼ばれる場所

ここの建設は20世紀に始まり
すべての作業が終わるのは22世紀

人間の作った建造物で1万年持ちこたえたものはないが
オンカロは10万年持ちこたえねばならない


・(((((放射性廃棄物)))))・

炉心に入った使用済み原子力燃料棒を取り出す
一時格納容器に移す

人類が原子力を利用すれば
放射性廃棄物が出るのは明らかだった
そしてこれを
生物に害を及ぼさなぬよう処分する必要があることも

放射性廃棄物を消すことはできない
無害にすることもできない


・(((((・中間貯蔵・)))))・
 

・高レベル放射性廃棄物の量は・

・・・世界中に少なくとも・・・

・・・・・250,000t・・・・・

(日本にも10,000t以上)

・・・・・・放射性廃棄物が・・・・・・
・生物に無害になるまでは少なくとも・
・・・・・・・100,000年・・・・・・・

放射性廃棄物は鋼鉄製容器に入れられ
トレーラーで中間貯蔵施設に運ばれ
地上の中間貯蔵プールに入れられる

水は放射線を遮蔽する

保管中は人間の監視が必要であり
水槽を冷却するには電力も必要
メインテナンスを続ける必要がある

地上では安定した状態で保管できる保障がない
100年先さえ予想はできない



地震や戦争、文明の崩壊
地上の世界は不安定

地球上には永久に安全な場所はなく
できるだけ長く安全に保管する方法を考えるしかない

私たちは未来の生物を傷つけないように
責任を持って放射性廃棄物を処理する義務がある


・(((((恒久的解決法)))))・

・・・オンカロ、フィンランド、北欧・・・
・北緯61°14'6.54''/東経21°28'55.39''・


最終的核燃料廃棄物の処分は
今まで どこの国でも行なわれていない

重要なのは自己完結型であること
将来、人間の監視が不要で放置できること

100,000年持ちこたえられること


フィンランドは世界に先駆けて

18億年前の岩盤を利用し

人間の監視が不要な

自己完結型最終処分場の建設を始めた



オルキルオト島にらせん状に5kmの穴を堀り
地底500mに最終処分場を作る


最終処分場は段階を経て建設され
2100年代に操業を停止する



廃棄物を埋葬したあと
坑道をすべて埋め
入り口を厚いコンクリートでフタをし
建設前の状態に埋め戻される
 

6万年以内に氷河期が来て
オンカロの一帯はツンドラになる
最終処分場のことは忘れ去られる


・(((((・人間の侵入・)))))・

未来の生物がオンカロを発見し
開けてしまうかもしれない
それが一番恐れられていること

この文明もいずれは滅ぶ
300年後の社会を知ることすら不可能

未来の技術力は
今より上がるかもしれないし
今より下がるかもしれない

未来の生物は
オンコロを何だと思うだろうか

危険物が埋まっていると思うかもしれない
財宝の埋まった墓地だと思うかもしれない


・(((((未来への警告)))))・

モノリス型の警告搭を置く案は
長い間検討されてきた


 ココニアナタノホシイモノハナイ
 ココハキケンデアルタチサレ
 コノトチヲアバイテハイケナイ

未来の生物はその文字を読めるか
読める可能性は低い
ならば、どうやって
警告を未来の生物に伝えるか

アイディアは幾つか出された
単純なイラスト

恐怖を感じさせる絵


ムンクの"叫び"も検討された



解読に長い年月がかかるかもしれない
これらは逆に好奇心を刺激するかもしれない

碑文は残さず
存在を分からなくした方がいい
偶然掘り返される可能性は少ない
という意見もある


・(((((・・法律・・)))))・

フィンランドの法律では
すべての情報を永続的な方法で残すべし
と、定められている
しかし永続的な方法を誰も知らない

10万年前はネアンデルタール人が住んでいた
10万年後にはどんな生物がいるか
意志の疏通の叶わない相手、未知の生物かもしれない


・(((((・・・・・・)))))・

原子力発電所は稼動し続け

原子力エネルギーを使えば

放射性廃棄物が出るのは避けられず
逃げ道はない


オンカロは今日も掘り続けられる
巨大な墓は今日も掘り続けられる

それは
放射性廃棄物を10万年眠らせるゆりかご

ゆりかごを揺らす手はなく
子守歌は聞こえない

 

 

 

   



   フィンランドに建設中の
   世界唯一の高濃度核廃棄物最終処分場を

   取材したドキュメンタリー


   日本に放射性廃棄物の最終処分場はなく

   建設場所の候補地すらない

 

   

   原発から出る放射性廃棄物は

   どこにも捨て場所がなく

   中間貯蔵施設に貯まり続ける
 

   それでも
   CO²削減を理由に
   原発をフル稼働させている

   しかし
   貯まり続ける放射性廃棄物は

   CO²より有害です


2010年 デンマーク/フィンランド映画 78分

 

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