ブラック・アイド・ピーズの紅一点、ファーギーが、ある人物に想いを寄せているという。

その人物とは、英人気女性グループのガールズ・アラウドのメンバーで、“英国で最もセクシーな女性”と称されるシェリル・コールだとか。

シェリルといえば、5月に夫で英サッカー選手のアシュリー・コールの度重なる浮気が原因で、離婚を申請したばかり。そんなシェリルと「ぜひデートしてみたいわ」とファーギー。さらに、この先、シェリルと一緒になれる人は「果報者ね」と語ったという。

一方で、シェリルはファーギー属するBEPの中心メンバーで、シングル「Heartbreaker」('08年)でシェリルをフィーチャーしたウィル・アイ・アムとロマンスのウワサがあり、シェリルとBEPの三角関係の行方も気になるところだ。

ちなみに、ファーギーは'09年に俳優のジョシュ・デュアメルと結婚している。





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 県経済国際化推進協議会(会長・山本惣一山本製作所会長)は、今年度の新規事業として、「対ロシアビジネス支援補助事業」を展開する。県内企業が酒田港などを利用してロシアとの貿易を行いたい場合のコーディネートなどに取り組む。また、ロシア政府から課せられる輸出品目ごとの登録料を一部助成する。
 また、中国、韓国、極東ロシアなどとの取引開始や販路拡大を促進する「海外取引活性化支援事業」も行う。さらに、県内企業が東アジア、東南アジアで取引をするための情報提供や企業信用調査、現地面談などの支援を行う。これらの事業は、日本貿易振興機構(ジェトロ)山形貿易情報センターを活用。また、「ふるさと雇用再生特別基金」などを活用する。
 問い合わせは、ジェトロ山形貿易情報センター内の同協議会(023・622・8225)。【和田明美】

6月21日朝刊



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年度別一般会計税収の推移(写真:産経新聞)
【日曜経済講座】

 ◆さらなるデフレの危険性

 菅直人政権も民主党も、消費税増税に傾いている。野党の自民党は消費税率を10%にせよ、ともっと踏み込む。ギリシャ財政危機の惨状にあわてふためき、財政規律を確立して「市場の信認」を得るようにしようというわけである。だが、ちょっと待てよ。増税しても財政が健全化するとはかぎらない。金もうけのためなら、国を売ることも辞さない投機家がリードする「市場」が静かになるはずもない。

 一国の経済というものはヒトのからだと同じような生き物である。一部分を下手にいじると全体の調子が狂い、ついには死病にかかる。

 ところが、財務官僚は経済実体よりも単年度の予算のたし算、引き算にばかり神経をすり減らすのがならいである。増税すれば税収が増え、財政が健全化する、とこのエリートたちが考えるのを責めても仕方あるまい。不可解なことに経済学のプロであるはずの学者の多くが増税に賛同する。メディアも世論も後を追う。そこで政治家がその言いなりになったら、日本全体が大災厄に見舞われる。

 バブル崩壊後の不況から立ち直ってきた1997年度、ときの橋本龍太郎首相は消費税率を3%から5%に引き上げた。この結果、98年度の消費税収は、96年度に比べ4兆円増えた。

 ところが、所得税収は2兆円、法人税収は3・1兆円の減収となり、消費税増収分は吹っ飛ぶどころか、アシが出た。日本は物価が下がり続け、物価下落以上の速度で所得が落ち込んでいくデフレのわなにはまったからだ。デフレから抜け出せないま、2008年には世界金融危機「リーマン・ショック」の荒波を受け、一般会計全体の税収はデフレ前に比べ15兆円も減った。菅首相には、このグラフをよくみてもらいたいところだ。

 ◆米国は既に方向転換

 増税論を勢いづかせているのが、「市場の信認」というカラ念仏である。白川方明日銀総裁もこの常套(じょうとう)句を使い、「財政規律」を目指せと連呼する。確かにごもっとも。だが、いったい「市場」なるものの正体とは何か。

 市場とは、古典経済学の元祖であるアダム・スミスも、現代経済学の巨頭であるJ・M・ケインズも投機の場だと見てきた。英語の投機はラテン語の「斥候」という意味から発している。古代ローマの時代から、投機とは相手のスキを偵察し、金もうけすることである。現代の投資ファンドや証券ディーラーは、運用規模を膨らませると同時に、材料を探しては売買を盛んにすることで莫大(ばくだい)な利益をむさぼる。

 投機を容易にするのが、損失のリスクを引き受ける保険にしたのが「デリバティブ(金融派生商品)」である。ヘッジファンドという投機家集団により天文学的に増殖したデリバティブが突然消えたから、世界金融危機が起きた。そこでさすがに、市場の本家である米国でも金融界の大御所、P・ボルカー元連邦準備制度理事会(FRB)議長の提唱で、ヘッジファンドを対象にした市場規制に乗り出そうとしている。米国は「市場の信認」を気にするどころか、市場を押さえつける方向に転じている。

 ◆日本国債相場は安定

 日本政府や日銀関係者、さらに有力経済メディアも実に自虐的である。

 「公的債務残高が国内総生産(GDP)の2倍近くにもなる日本は市場の標的となり、ギリシャの二の舞いになる」と盛んに警告する。ところが、現実は逆で日本国債は買われ続け、長期金利は下がっている。

 日本国民が国債の95%を安定保有しているだけではない。日本は、対外投資収益でも黒字を増やしている世界最大の債権国である。経常収支が大幅な赤字で国債の7割を外部に頼るギリシャを重ね合わせようとは、世界の投機家も思ってはいない。それなのに、自ら「わが国債は暴落するぞ」と騒ぐ。「オオカミよ、来い」とでも言うのだろうか。

 米国の場合、ギリシャ危機に端を発したユーロ圏の動揺とともに、世界の余剰資金がドルに回帰している。赤字国債を大量増発している米国が投機家の「信認」を受ける。米国は泰然として、デフレ回避のためにドル札を垂れ流し、需要喚起のために財政支出を増やし続けている。目標を明確にしたぶれない政策に市場は従順だ。

 こうみると、増税によりデフレ病を悪化させることの方が恐ろしい。上記の通り、国債相場は日本国民が見放さない限り安泰だろうが、株式は外国勢の投機攻勢にさらされている。デフレのために、国内の企業収益基盤は弱い。頼りは外需だが、円高になれば収益は一挙にしぼむ。そうすると円と日本株をたたき売り、売却益を稼ぐ。日本はそんな「市場」に翻弄(ほんろう)され、疲弊していたのがこの20年である。

 増税は日本にとどめを刺す。与野党はこの一点を肝に銘じるべきだ。(編集委員・田村秀男)



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前日会見では出場選手が意気込みを語った
  6月19日(土)都内ホテルにて、6月20日(日)東京・両国国技館で開催されるワールドビクトリーロード(以下、WVR)『SRC13』の前日記者会見が行われた。会見には向井徹WVR代表、出場全選手が出席し、意気込みを語った。(計量結果は下記)

 会見ではまず向井代表が「前回に引き続き、格闘技の殿堂である両国国技館で大会を開催できることをうれしく思います。今大会はキャッチコピーが『頂点に立てるのは1人』なのですが、これから挑戦を目指す戦いと頂点を極める戦いがコンセプトになっております」と挨拶。今大会で行われるワンマッチ、ウェルター級グランプリ2010(GP)、そしてフェザー級チャンピオンシップの見所を語った。

「ワンマッチはいずれも今後のチャンピオンシップにつながる試合で、ワクワク・ドキドキ、ハラハラ・ドキドキする注目のカードです。どの試合も頂点を目指すストーリーが明確で、目が離せない熱い闘いになると思います。

 ファンの皆さん待望のウェルター級GPが開幕します。中量級のGPは他のイベントでも開催されていません。大きな注目をいただけると思います。最高のメンバーが頂点を目指す大激戦になる。見ている人も手に汗を握る、そして呼吸が出来ないようなエキサイティングな試合になるでしょう。

 そしてフェザー級チャンピオンシップは世界のファンからも熱い注目が集まっている試合です。両選手ともアグレッシブでアピールできるスタイルで、極め力もあります。私も緊張感が高まっています。この試合は“something great(サムシング・グレート)”、人知を超えた戦いになる予感がします」

 向井代表の挨拶を受けて、各選手がそれぞれコメント。向井代表からも「人知を超えた戦いになる予感がします」と大きな期待を受けた初代SRCフェザー級王者・金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST)、マルロン・サンドロの両者は「サンドロ選手は強くて穴がないファイターで、どこを攻めていいか分からないですが、自分の強い部分で勝負したいと思います」(金原)、「明日は間違いなくいい試合になる」(サンドロ)と明日の決戦を予想している。各選手のコメントは以下の通り。

金原正徳
「SRCには初出場になります。戦極は過去のもので、トーナメントも過去のものです。明日は挑戦者としてタイトルを取りに行きます。サンドロ選手からベルトを奪うつもりでやります。実は昨日のエレベーターでサンドロ選手と2人きりになるハプニングがありました。サンドロ選手も減量が覇気がなくて、あまり気にしなかったんですが、今日、向かい合ってもあまり印象はありません。

  サンドロ選手は強くて穴がないファイターで、どこを攻めていいか分からないですが、自分が勝っている部分は細かいものですけど、1つや2つはあります。その強い部分で勝負したいと思います。全部で勝負して、そこで勝負するところがポイントになると思います。この素晴らしい面子の中でメインイベントをやらせてもらうことは申し訳ない気持ちもあるし、緊張もしています。でもそういう意味で、他の人よりもいい試合をして3戦連続でベストバウト賞を取りたいと思います」

マルロン・サンドロ
「まず神様に感謝し、そして関係者のみなさまにも感謝したいと思います。そして周りの期待に応えるようないい試合をしたい。少しずつだけれど日本でも私のファンが増えてきていると思うし、もっといい試合をして素晴らしい結果を残したい。タイトルマッチは前から願っていたもので、明日は間違いなくいい試合になる。(金原と顔を合わせても)あまり何も感じなかった。とにかく今はタイトルのことも考えてないし、明日のことしか考えてない」

泉浩
「半年ぶりの試合になりますが、精一杯の打撃戦をやってみたいと思います」

イ・チャンソプ
「このような大きな舞台で試合が出来る事を感謝している。泉はメダリストで、そんな相手と戦えることは光栄だ。明日は打撃は打撃、グラウンドはグラウンドのすべてで勝負したい。自分が倒れるくらいまで全力を出したい」

菊田早苗
「戦極では2試合を行ったのですが、階級が全て違います。そして今回は初めての階級なのですが、びっちりといいトレーニングが出来ました。対戦相手は打撃も出来るし、それ以上にいい寝技が出来る選手です。明日は楽しい寝技が見せられると思います」

Yasubei榎本
「Enomoto Dojoを代表してスイスから来ました。日本で試合をするのは初めてですが光栄です。明日は素晴らしい試合をして、出来れば自分がKO勝ちしたいと思います」

真騎士
「明日は全力で頑張りたいと思っているので、応援よろしくお願いします」

ホドリゴ・ダム
「SRC(戦極)で試合をするのは3回目でとても楽しみだ。しっかり準備をしてきたので、精一杯がんばっていい試合をしたい」

中村K太郎
「(和田の発言を受けて)僕は自分では男前だと思うので、トーナメントで和田選手と男前対決をしたいと思います。また僕は戸井田(カツヤ)さんに似ていると言われることがあるので、それを払拭したいと思います」

オマール・デ・ラ・クルーズ
「(日本語で)コンニチハ、サムライ ノ クニ デ、センシュ トシテ、サンカサセテイタダキ、コウエイデス」

和田拓也
「今回のメンバーを見ても僕が一番かっこいいと思います。明日は男前らしい勝ち方をしなきゃいけないと思います」

イ・ジェソン
「自分はKO・一本勝ち出来るように頑張るので、対戦相手も和田にもKO・一本勝ちを狙う試合をして欲しい」

戸井田カツヤ
「娘が生まれてミルク代を稼ぐために、SRCに出させてもらうことになりました。皆さんの期待通りに寝技でバシっと勝って、勝利者賞として大澤選手のサングラスをいただきたいと思います」

大澤茂樹
「自分も今回は寝技で勝とうと思っていて、いい試合になると思います。それでいい試合をしてSRCを盛り上げたいです。あと俺が勝ってもサングラスはあげますよ」

臼田育男
「明日は思いっきり戦います。全てをぶつけたいです」

チェ・ドゥホ
「このチャンスをいただき、ありがとうございます。このチャンスを絶対に活かしたいと思います」

川村 亮
「明日は全身全霊を持って入江選手を仕分けします」

入江秀忠
「41歳で初めてのリングに立ちます。遅すぎたリングですが、全てを持ってリングに上がるつもりで、川村選手にぶつかります」

ワールドビクトリーロード
「SRC13」
2010年6月20日(日)東京・両国国技館
開場13:00 開始15:00(予定)
※オープニングファイトは14:15~

<全対戦カード>

▼メインイベント(第9試合) SRCフェザー級チャンピオンシップ 5分5R
金原正徳(パラエストラ八王子/チームZST/王者)65.7kg
VS
マルロン・サンドロ(ブラジル/ノヴァウニオン/挑戦者)65.7kg

▼セミファイナル(第8試合) SRCライトヘビー級ワンマッチ 5分3R
泉 浩(プレシオス/アテネ五輪 柔道銀メダリスト)92.5kg
VS
イ・チャンソプ(韓国/CMA KOREA/亀尾異種格闘技ジム)92.2kg

▼第7試合 SRCウェルター級ワンマッチ 5分3R
菊田早苗(GRABAKA)77.1kg
VS
Yasubei榎本(スイス/Enomoto Dojo) 76.8kg

▼第6試合 SRCライト級ワンマッチ 5分3R
真騎士(SRC育成選手)70.2kg
VS
ホドリゴ・ダム(ブラジル/アライアンスBJJ)70.2kg

▼第5試合 SRCウェルター級グランプリシリーズ2010 1回戦 5分3R
中村K太郎(和術慧舟會東京本部/ADCC2009世界4位)76.7kg
VS
オマール・デ・ラ・クルーズ(ベネズエラ/Fight Training Academy) 76.9kg

▼第4試合 SRCウェルター級グランプリシリーズ2010 1回戦 5分3R
和田拓也(SKアブソリュート/第4代ウェルター級キング・オブ・パンクラス)77.0kg
VS
イ・ジェソン(韓国/CMA KOREA/TEAM POSSE)77.1kg

▼第3試合 SRCフェザー級ワンマッチ 5分3R
大澤茂樹(SRC育成選手)65.7kg
VS
戸井田カツヤ(和術慧舟會トイカツ道場) 65.8kg

▼第2試合 SRCフェザー級ワンマッチ 5分3R
臼田育男(木口道場)65.7kg
VS
チェ・ドゥホ(韓国/CMA KOREA/亀尾異種格闘技ジム)65.8kg

▼第1試合 SRCライトヘビー級ワンマッチ 5分3R
川村 亮(パンクラスism/第4代ライトヘビー級キング・オブ・パンクラシスト)92.3kg
VS
入江秀忠(キングダムエルガイツ)92.7kg

▼オープニングファイト第2試合 ライト級 5分2R
徳留一樹(パラエストラ八王子)
VS
石塚雄馬(AACC)

▼オープニングファイト第1試合 ミドル級 5分2R
一慶(チーム・クラウド)
VS
ナム・イェウォン(韓国/CMA KOREA/大田チームFINISHジム)

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 北海道日本ハム・ダルビッシュは19日、敵地・京セラドーム大阪のオリックス戦に先発し、8回1失点で6勝目を挙げた。試合は北海道日本ハムが3対1で勝利した。
 ダルビッシュにとって今季初登板となったオリックス戦だったが、交流戦初優勝で勢いに乗る強力打線を8回1失点に封じた。3回に1死一、三塁から田口のタイムリーで1点を先制されたものの、4回以降は140キロ前後のチェンジアップとカーブでカウントを稼ぐなど緩急をつけたピッチングで4イニング連続3者凡退。8回1死満塁と一打逆転のピンチには、150キロを何度も計時するなどエンジン全開の投球で田口をサードファウルフライ、後藤を空振り三振に打ち取った。完投こそ逃がしたものの8回を投げて129球・7奪三振・1四球・1失点だった。ダルビッシュは「最初良くなかったけど、中盤以降はコントロールが良くてすいすい投げられた。味方打線が逆転してくれて感謝している」と試合を振り返った。また、2007年からのオリックス戦連勝が8に伸びたことには「知りませんでした」と苦笑いだった。
 試合は1点ビハインドの4回1死満塁から二岡の2点タイムリー二塁打で逆転した。8回には2死走者なしから稲葉の三塁打でチャンスをつくると、小谷野のタイムリーで貴重な追加点を挙げた。オリックスは8回1死満塁、9回1死満塁のチャンスを生かせなかった。



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オランダ戦に向けて調整する中沢=川口正峰撮影
 自分が抜かれれば、日本は失点する。そんな役割を引き受けて107試合目となる。

 攻撃力のあるオランダとの対戦でカギを握るのは、守備の要、中沢佑二(32)(横浜F・マリノス)だ。

 カメルーン戦では、相手が長身選手の頭を目がけて長いボールを放り込んできた終盤、必死に競り合い、耐えた。泥臭く粘る持ち味を見せ、「大事なのは、勝つことだった」と言った。

 4年前のW杯。「史上最強」との呼び声も高かった日本代表は、初戦の豪州戦で残り10分を切ってから立て続けに3失点して敗れた。チームは一つになりきれず、その後の2試合も勝利は挙げられないまま、グループリーグで敗退。けがに苦しんでいたこと、テスト生としてプロの世界に入り、28歳にして夢舞台に立った達成感もあって、代表からの引退を口にした。

 その直後、埼玉・三郷工業技術高時代の恩師、村田義昭さん(53)の勤務する埼玉県春日部市内の高校に、中沢はいた。自らの原点でもある土のグラウンドで、高校生と一緒に土ぼこりと汗にまみれるのは、決まって悩みを抱えた時だ。練習が終わってもすぐには帰ろうとせず、合宿所の残りもののうどんをすすった。村田さんは「代表でやり残したことがあると思っているな」と感じたという。

 9か月後。当時のオシム監督に招集され、中沢は再び日の丸を背負った。「自分のベストを出せばチームのためになる」という考え方は、「チームが勝つために自分に何ができるか」に変わった。ランニングでは常に先頭になり、距離を稼ぐために一番外側を走る。雨の中、若手中心の自主練習に加わり、焼き肉店で選手だけの食事会も開いた。村田さんの高校には、もう1年以上顔を出していない。

 W杯初勝利を手にしたものの、「まだ1勝」という。オランダ戦でも、泥臭く競り合いに挑む覚悟だ。今大会こそ、完全燃焼するために。(軍地哲雄)

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