【ロサンゼルス時事】昨年6月に米ポップス界のスーパースター、マイケル・ジャクソンさん=当時(50)=が急死してから、25日で1年を迎える。楽曲や映画の世界売り上げは死後、総額1000億円規模に達し、人気は今も健在。専属医の裁判が続くなど話題も絶えない。各国で予定される追悼行事には大勢のファンが集まりそうだ。
 マイケルさんは、英国での長期公演を目前にロサンゼルスの自宅で急性心不全を起こし、搬送先の病院で死亡。専属医が投与した強力な麻酔薬などが死因と認定され、ロサンゼルス郡地裁は8月下旬、証拠に関する予備審理を開く予定。父ジョーさん(81)が公演主催者の米興行大手を相手取り、医療支援態勢の不備を理由に民事訴訟を準備中とも伝えられ、急死の波紋は今も収まる気配がない。
 この間、マイケルさんの楽曲などの売り上げは記録的に拡大。調査会社ニールセンなどによると、新旧のアルバム販売は計約3300万枚に上ったほか、歌とダンスのリハーサル風景を収めた映画「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」は日本で大人気だったこともあり、興行収入2億6000万ドル(約234億円)強に達した。未発表曲の制作契約などを加えると「総売上高が10億ドル(約900億円)を大幅に上回ったのは確実」(ビルボード誌)とされる。 



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