最近は、毎日のように過去問に向き合っていますが、やるべきことが多くて、時間がいくらあっても足りない・・・
娘と社会の過去問を見ていると、「三権分立」に関する問題をよく目にする。
以前に、塾の先生が三権分立のプリントを配布してくれたが、娘は何度復習しても間違うので、「おかしいな」と思っていたところ、矢印の意味を理解せずに、棒暗記していたことがわかった・・・
矢印の意味を理解していないと、そりゃ、問題によって「衆議院の解散」と「内閣総理大臣の指名」を間違うよね。。。
今ではそんな間違いはなくなったが、「衆議院の解散」はイメージできないようである。
もしかしたら、
「解散って何?」
って感じかもしれない。
解散というと、娘の身近なところでは、SMAPの解散?ぐらいか。
「キムタクと他のメンバーの仲が悪くなったんだよねー。」
娘のおしゃべりにつきあっていると、本題からどんどん離れてくる・・・。
イメージできないのであれば、実際に衆議院の解散を見てみるのが一番!ということで、勉強の合間に国会中継の動画を見せることにした。一緒に見たのは2005年8月8日の郵政解散。
「いま議場に入場してきたのが小泉総理だよ」
「知っているよ。(TBSのモニタリングに出ている)孝太郎のお父さんでしょ」
「河野衆議院議長が入ってきた。一番高いところが議長席だよ」
「ここにいる人は全員、衆議院議員なの?」
「いや、衆議院事務局の職員や傍聴人もいると思うよ」
「ぎちょーって叫んでいる人がいる」
「野党から内閣不信任決議案に関する緊急動議が出されたんだよ」
なんて話しながら、見ていました。
今改めて国会中継を見てみると、アナウンサーが説明している内容は、中学入試に出そうな内容で興味深い。
【午後1時】 郵政民営化法案が参議院の本会議で否決
(与党-自民党からの造反が多数出た。)
【午後3時】 臨時閣議が開催され衆議院の解散を閣議決定
(島村農林水産大臣が反対を表明。閣議決定は全会一致が必要なため、島村農林水産大臣を罷免し、小泉総理が農林水産大臣を兼務した上で閣議決定。)
【午後7時】 衆議院本会議で、河野衆議院議長が「日本国憲法第7条により衆議院を解散する」と解散詔書を朗読し、衆議院が解散される
(野党からは内閣不信任決議案に関する緊急動議が出されていたが、解散詔書はすべての動議に優先される。)
最後に、「どうだった?」って娘に感想を聞いたところ、
「なんで、バンザイしているの?」
そこ突っ込むかー。
「昔からの慣習でバンザイするんだよ」
って答えたけど、私にもよくわからない。
来年の入試では、時事問題がらみで、天皇の国事行為や憲法改正は出題されるかもしれないなー。