映画のインテリアといえば、真っ先に名前が上がるのは、
ロマコメ映画の監督、脚本で人気のナンシー・マイヤーズ。
インテリアが大好きなナンシー・マイヤーズは、映画に登場する家を映画の主役と思っている。
家が、その映画の登場人物を語っている。
たとえば、キッチンがガランとして物が置いてなかったら、その家に住む登場人物は、外食ばかりする人。
キッチンにたくさん物があって、オリーブオイル瓶のオイルが減っていたら、料理をする人だってわかる。
彼女の映画の登場人物は、まさに、本当に、そこに住んでいるのだ。
彼女の映画のインテリアは、インテリアのプロから一般の主婦に至るまで、絶大な人気で、
特に「恋愛適齢期」「ホリディ」「恋するベーカリー」は、まさにオシャレなインテリア教本のような映画。
実際、アメリカのあるインテリア・ショウルームでは、少なくとも1週間に一回は、誰かが「恋愛適齢期」や「恋するベーカリー」のDVDを持ってきて、『この映画のようなキッチンが欲しいんだ!』と言う。
某家具屋では、映画に使われているテーブルをずっと作り続けていて、「恋愛適齢期テーブル」という名前がついているそうだ。
また、ある人はヘリコプターを借りて、ニューヨークの郊外の高級リゾート地ハンプトンズへ飛んで、映画に出ていたビーチ・ハウスを捜し、実際に映画で撮った家を見つけて、その家は売りにはでてなかったが、その家のドアをノックして家主に『あなたの家を買いたい。好きな金額を言ってくれ!』と言ったとか。
日本でも「恋するベーカリー」を観た私の友人が、映画のイメージでキッチンを改装してしまったくらいだ。
ナンシー・マイヤーズ自身が言うように、
彼女の映画に登場する家は、皆の憧れの家、ドリーム・ハウスといえるだろう。