100万回の言い訳
知り合った頃、この人と恋人になりたいと思った。
恋人になったら、夫婦になりたいと思った。
夫婦になった今、次にどんな関係になればいいのかわからない。
7年目の子無し夫婦が、アクシデント(上階の火事で水浸し)で別居、そこからW不倫あり、誘惑ありと夫婦でいる意味を考える話。
100組あれば100組の夫婦の形があるのだから、個々に意味を決めればよいんだろうが、なんだかめんどくさい話。
仕事も男も恋人もそこそこ手に入る主人公は、100万回言い訳考えながら、生きていくんでしょう。
もう一人女性の人生が描かれてるんだけど、決して恵まれてないんだけど、なんだか地に足が着いて着実に生きてる様が対照的で面白かった。
今夜 誰のとなりで眠る
高瀬秋生に何らかの形で関係した女性5人のお話
秋生の死から始まります
女性の内面を突く言葉を秋生は言うらしい
可愛いね、綺麗だねなんて月並みな言葉じゃない分、思い出に残るんだろうね
女5人分の話だから、渡る世間のようにあちこち飛んでるからあまり深い話はない
唯一協子が、秋生の子を産む決意をして、家族が助け合うであろう未来が見えるところが良かったわ
肩ごしの恋人
この作品のタイトルは、「『恋愛』を正面に見据えた生き方より、自分が目指す目標に向かって突き進んで生きていく中で、気が付くと肩ごしに恋人が見える生き方の方が幸せになれる」という意味がこめられているそうだ。
直木賞受賞して、2007年には米倉涼子主演でTVドラマにもなったお話。
あいかわらず、分かりやすい特徴を持った女二人の恋愛の軽い話だわ
欲しいものが欲しいってはっきりしてるこういう女いるよねって共感するのかな?
この言葉は、言い得てると思った
どうして不幸を考えるのが現実で、幸せを考えるのが幻想なの? どうなるかわからないんだから幸せになることを考えていた方がいい確かにそうだ!!
瑠璃でもなく玻璃でもなく
一人の男の妻vs不倫相手
女の幸せ、生き甲斐とは人それぞれ違うのよってことなのかな
恋愛は、終われば、すべてがゼロに戻るって不倫女の台詞にあったけど。
だからって略奪愛が許されるのかぁ?
まぁその程度の男なんだろうけどね~
皆が良いと思う男は早く結婚しちゃうのは、種の保存でしょうがないのかも・・・
でも、読後感悪し