昨年10月にこんな風にワークショップを始めました。
 

 

 

 

ミキって何?という方にご説明すると、

ミキというのは奄美大島に古くから伝わる伝統的乳酸飲料です。

沖縄や南の島々でも作られていますが、作り方や材料は各地域によって様々だそうです。

奄美のミキは、米とサツマイモと水のみで作る、とてもシンプルなもの。

島の人たちは牛乳や麦茶と同じように慣れ親しんでいる飲み物なので、私たちがミキをあらためて取り上げることを不思議な感覚をもって見ているようです。

でも本当にすごいの。

何がすごいって、一言でいうと、

 



便秘治ります。

 



乳酸菌の量が半端ないのでお腹の調子が爆上がりになります。

それも結構即効性あり。

飲めば飲むほどにトイレが近くなり、

大きい出産が1日2度3度。

私の便秘歴は半端ないんですよ。

なんせ「この世からなくなったら一番困るもの」の質問に、

迷わず「便秘薬!」と答えてたくらいの頑固な便秘症でしたので。

それも40年選手の筋金入りです。

2年前に生まれて初めて受けた大腸カメラで自分の無残な茶色い腸を見たときに悟りました。



このままではアカンようになる💧



腸が茶色に変色するのは、大腸メラノーシスという状態で、漢方便秘薬を常用している人に見られる現象です。

漢方薬に含まれる大黄やセンナなどによって、腸がだんだん黒く着色してくる症状で、

お医者さんによれば、「大丈夫」なんですが、

こんな色してて大丈夫なわけがない!


※webで拝借した内視鏡の腸内画像です。キモくないのをなるべく選びました💧


あきらかに腸の悲鳴が聞こえてきました。

(検索によると、腸の神経細胞も損傷を受け、弛緩性便秘というのになるようです。実際に自力排泄がほぼ無理な状態でした。)

 

 


 

かなり凹んだ私は心に誓いました。

もう便秘薬やめる!

そしてその直後に40年近く常用していた便秘薬をアッサリ絶ったのです。

気合で治るものではないけれど、気合でやめました。


(便秘薬を断薬して1年も経つと、腸の色は元に戻るそうです。だから多分戻ってます、私のも💧)





その時に私を助けてくれたのがミキ。

命の恩人といっても差し支えないくらいの存在です。



元々私は胃腸が弱い体質でしたが、更年期以降はホルモン充填療法などが災いして、とうとう起きていられないほど身体が弱っていきました。

病人食のような消化の良いものをとってもお腹が常に痛く、大腸メラノーシスと相まって、腸が動かなく当然排便できない。

便秘薬を飲めば下痢、の繰り返し。

多分腸が未消化のものまで吸収してしまうという「腸漏れ症候群=リーキーガット」にもなっていて、

そしてそれが高じて「副腎疲労」によるバーンナウトを起こしていたと思われます。

「副腎疲労」は日本では病名が付かない不定愁訴で、
アメリカの検査機関で調べてもらわないと、特定できない症状なのだけど、経過も症状もドンピシャリ。

私これだ

 

と確信に近い感覚で腑に落ち、すぐに日本で唯一の副腎疲労外来をしているクリニックに予約の電話を入れました。

でも全国から押し寄せる患者さんの数がさばききれず、予約もなんと半年から10か月待ち。


そんな先まで持つのかな、もう再起不能かな、と思ってた私に救いの手を差し伸べてくれたのが


ミキだったのです。


( 【ミキ②】に続く )