遂に来ましたイラクー!!!といってもクルディスタン。
アラブ人にイラクに行くというと驚くけれど、クルディスタンというと「あぁクルディスタンね」という感じ。
何が言いたいかっていうと、クルディスタンは入れるのです。みんなのイメージするあれじゃないんです。
もちろん100%なにもないとは保証できませんが、それってどこの国も同じ。
私とイラクの出会いは5年前、「ファルージャ」というドキュメンタリー映画でした。(監督:伊藤めぐみさん)
たまたまボランティアした映画祭でそれが上映され、さらにその映画でフィーチャーされている高遠菜穂子さん(人道家)が登壇され、たまたま私は休憩をもらいそれを拝見し…衝撃を受けたのです。
イラク戦争の開戦はうっすら覚えていました。しかし、すっかり私の中では過去のものでした。それが今も終わっていない。人々の中では続いている。様々な形で残っている。それに気づいたとき、知らんぷりして自分のことばっかり見ていた自分を恥ずかしく思ったし、何かしたいって思いました。
それから、イラク関連のNGOでボランティアをはじめ、イスラムについて自分で勉強してモスクに行ったり、自分でイベントと称してムスリム女子会を開いたり、ハラール菓子を作って売って寄付したり、NHKに取材されたり、パレスチナ行ったり、英語勉強しなおして、仕事掛け持ちしてお金貯めて、今やっと、ここイラクにたどり着きました。5年後、私はあの映画の人と一緒にいるのです。高遠菜穂子さんのもとでボランティアし、伊藤めぐみ監督とは友達のような。
これまで、何度も泣いたのを覚えています。過食症がひどいときは、本当になにもできなくて叶わなくて未来なんて見えなかったし、あるのはゲロ吐くみすぼらしい自分だけ。こんなヤツに何ができるっていうんだ。こんな夢捨てたい、普通に仕事して結婚して子供産んで。。。それでいいじゃん。。。でも、どうしてもできませんでした。何かしたい何かしたい何かしたい。。。必死でもがいていました。
人生って不思議ですね。こんな未来想像もしませんでした。
これからもきっといろいろ起こるんだろうな。
だから、生きたい。これからも。私を支える多くの人々とともに。
背中を押してくれた方々、本当にありがとうございました。
さて、これで終わりではないのです。始まりなのです。
疑わしい私は、今も疑っていますよ。本当にイラクが好きなのか、ここで人道支援がしたいのかって。
その答えはまだ出ていません。
むしろ、この旅で各国をボランティアし、私が今思っているのは、質素に暮らしたい。。。笑
NGOってね、せわしいんですよ。活動やイベントのなかで人や街を巻き込み動かしていくんですけど、昔は私もそっち系が好きで頑張っていましたよ。でも今はね、変えることは難しいって、なんか実感しちゃいました。何を言ってるんだって感じですかね。えっと、コツコツひたむきにやったら結果はあとからついてくるってことです。まぁ人には向き不向きがありますし、人道支援の方法は多種多様です。
とりあえず今は巻き込まれ笑 イラクはクルディスタン ドホーク県であるプロジェクトのボランティアをやっています~
その名も…Peace Cell Project!!詳細はリンクをご覧くださいませ。https://www.facebook.com/peacecellproject/
高遠さんはやっぱりすごい方ですよ~~~
↓Jim-Netさん(https://www.jim-net.org/)と一緒にエルビルのマラソン大会に出ました笑
今イラクにきて1週間経ちましたが、ここは電気が止まったり、蚊が多くて顔がはれたり、ガス使えなくってストーブでご飯作ったり、寒くて風邪ひいたり、様々な洗礼を受けています笑 おもしろいです。
ボランティア内容に関してはまた次回
おわり