2016年2月9日。

コルポ診の結果を聞きに行く。
母親が、一緒に行こうか?と連絡をくれたけど実家からは1時間かかるし、きっと結果は大丈夫、と思って一人で行った。
結果が出るまでの3週間、心配でいろいろ調べた。
でも、きっと高度異形成か悪くても0期だから、円錐切除して終わりにしよう、そう思って病院へ向かった。

そんなに待たずに診察室に呼ばれた。
はじめに、確認で名前と生年月日を看護婦さんに伝える。
先生が、まっすぐ私のほうを見て話を始めた。
「ちょっと、私もびっくりしてしまったんですが、よくない結果でした。
扁平上皮癌という結果です。」
まさかの結果だった。
PC画面にも、確かにそう映し出されていた。

先生は、ゆっくりとわかりやすく、私の様子を見ながら話をしてくれた。

まずは、今どういう状態かという検査をするために円錐切除手術をする。
円錐切除で終わる場合もあるけど、状態によってはそのあと手術が必要な場合がある。

おそらく1期だと思うけれど、1期の中でも癌の状態によって治療方法が異なる。
子宮温存を希望しているので、トラケレクトミーという選択肢があるけれど、円錐切除の結果次第では子宮を残せるかわからない。
トラケレクトミーを受けられることになった場合、この病院では行っていないのでできる病院を紹介する。

そんな感じだった。
治療のための円錐切除は、検査のためという意味合いが強くなった。

話を聞きながら涙が出る。

そして、円錐切除の日程について。
私の担当の先生は3月末で退職する予定。
それは前回から知っていた。

手術を入れられるのが3月の後半になってしまい、代わりに違う先生に執刀してもらう予定を組んでいます、とのことだった。

1ヶ月半以上先かぁ、でももっと大変な手術もたくさんあるんだろうし仕方ないか…と思いながら、はい、と話を聞いていた。

でも先生は私の様子を見てなのかわからないけど、
「早い方がいいですよね…
もう一度、早めに入れられる日がないか見てみます!」
と言ってくれて、スケジュールを見直してくれた。

結果、2月24日の手術を無理に入れ込んでくれて、先生に執刀してもらえることになった。

一度は組んであったスケジュールを、もう一度見直してくれたことがありがたかった。

そのあと、手術のいろんな用紙にサインし、今日術前検査を受けるように指示され、診察室を出た。

帰りの運転、ちゃんと帰れるか心配してくれて、落ち着くまで病院で休んでもいいと声をかけてくれた。

受付前に座りながら、ぼーっといろいろ考えてまた涙が出てくる。
でも、一人で来てよかったと思った。
もちろん、一人で聞くのもつらい結果だったけど。
この結果を一緒に聞いたら、たぶんつらくて申し訳なくて、親の顔は見れなかったと思う。

そのあと、心のケア的な感じで、個室で看護婦さんが
びっくりしちゃったね、大丈夫?
みたいな感じで話を聞いてくれたけどこんな風に心配されるほど大変な病気になってしまったことが悲しかった。

そのあとは、入院手続き、心電図、尿検査、採血、胸部レントゲンをして帰宅。

母親からもどうだったか、とLINEが来ていた。
よくなかった…とだけ連絡して、来週あたり実家に帰って話をすることにした。