初心者の部屋① 視聴率を語る意義 | プロ野球の視聴率を語るblog

初心者の部屋① 視聴率を語る意義

『初心者の部屋』、始めます。



視スレ初心者がよくする質問 Q&A

★なんで視聴率を語るの?
  唯一の客観的な人気のバロメーターとなるデータだから。
  観客動員は信頼性に難があるので第三者が測り公開する視聴率の数字に意味がある。
  また他球団は巨人の放映権に頼った経営をしてるのは周知のとおり。
  その他球団への影響力、マスコミとの関係が野球界に及ぼす影響を考えると注視せざるを得ない。
  そうでないと思うのは自由だが、実際に球団オーナー・首脳がそう考えて動いてる事を理解されたし。




2Ch視聴率スレやこのblogでは、巨人戦中継のテレビ視聴率について語っています。


なぜかというと、

①プロ野球にとって、巨人戦の視聴率は非常に重要な意味がある

②それしか語れる数字がない

からです。



まず①について。

巨人戦中継は、恐ろしいほどの高視聴率を取っていた時代がありました。


<例>年間平均(約130試合)視聴率

1981  23.8%
1982  25.6%
1983  27.1%
1984  25.6%
1985  22.5%
1986  24.2%
1987  25.3%
1988  22.0%
1989  22.7%
1990  20.6%

(さらに詳しい数字はビデオリサーチ で)



そのため、放映権料は一試合一億円と言われています。



巨人だけでなく、他の球団もこれに頼った経営をしています。(さらに詳しく知りたい方はこちら

また、日本の社会に与えている影響も大きい。




このプロ野球を支えてきたテレビ視聴率が崩れようとしている。

そうなると色んなところで大きな変化が予想されます。



視聴率低下によるプロ野球ビジネスの変化、付随する社会現象を、リアルタイムで見てみたい、というのが

我々のスタンスです。



元野球ファン(今は無関心)、アンチプロ野球、野球ファンだが今の状況に絶望している人…など

さまざまな人が関心を持って、毎日発表される視聴率を楽しんで??います。






次に②について。

プロスポーツについて調べてみて面白い数字としては、他には

観客動員、球団の収支、選手年俸、FIFAランキング…などがあると思います。


しかし、野球についてはこれらの数字があまり意味を持ちません。



まず観客動員については、テキトーでいい加減な発表をしています。

去年までは定員46314人の東京ドームで、入場者数55000人と毎日のように発表していました。

今年からはそんな稚拙なことはやめたようですが、結局のところまだまだいい加減なようです。

(これについては別の項で説明します)




球団の収支についてはわかると一番面白いのですが、残念ながら公表されていません。



選手年俸は一応公表されています。野球に人気があった頃は、多くの人が興味を持つ数字でした。

しかし今のプロ野球がおかれた状況を考えると、高額年俸はただの足かせでしかありません。

今後下がったら、その下げ幅は興味深いものとなるかもしれません。



また、国際的な普及度や国内組織の未整備などから、

サッカー、テニス、ボクシングの国際ランキングのような数字を語ることも出来ません。




第三者が測る、客観的な数字は視聴率しかない。

ということで多くの人の注目を集めているのです。




視聴率ってそんなにあてになるの?と思う人は →こちら


正直いうと結構な誤差(視聴率10%の時は±2.4%の誤差と思っていい)があるので、

『一桁ラインの攻防!』とか言ってしまうのは学術的ではありません。

わかった上でみんなで面白がっているところはありますが。



ただ、月間平均、年間平均のように多くサンプルをとれば、誤差はほぼ0に収束します。


なので視聴率低下は確実に起こっている現象であるといえます。