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ひぃろぉの実話ブログ~不倫~

生まれて初めての不倫・・離婚・そして再婚に至るまでの裏話を、ノンフィクションで暴露しました。

誰しも限界がある様に、俺の足の長さにも限界があった・・・イメージでは、実家まで延びる川沿いの茂みを黙々と歩いていたのに・・・・。

濁流の中、ちょっとちょっと頭を出している石コロ達、これが俺の足場になっていたのです。
等間隔で並んでいる良心的な石コロがあれば、「おいっ!」って思うくらい、遠~い間隔の奴もいる。

  「はたして俺のジャンプ力で、あいつ(石コロ)まで飛べるのか・・・?」

 ・・自信のない跳躍は、まったく伸びないもので・・・・

                     「あああ~~」 「 ドボン!! 」

   俺は膝から下を犠牲にした・・・って言うか、その方が全然速いじゃん!!
   ジャブジャブと川の中を歩き、あっという間に実家の裏に着いちゃった。

さて、問題はここからである・・・。家の中に誰が居るかも分からない。何処から入るのかも決めていない。ましてこのビチャビチャの両足で・・・。

            攻めあぐんでいた・・・。その時だ!!


           「ワンッ!」   


  「えっ?」・・・そういえば実家には犬がいた。正確には俺達が飼っていた「チワワ」を、訳あって実家にあずけていたのだ。 まさかこのタイミングでお散歩タイムとは・・・。

俺は草むらの中に身を伏せた・・・不意を突かれたおかげで、身をかくすモノがまったく無かったのだ。
 そ~ と見てみると、母親に抱かれた犬が、シッポ振ってる・・・・
                 しかもメッチャ振ってる・・・・・

          バレてるじゃん・・・・。俺って。

     
対向車ともほとんどすれ違わない田舎道を、俺は実家へと向かっていた。・・彼女のマツダ車を借りて。
探偵に掴まれた、俺と彼女の不倫を証明しているであろう証拠書類が、実家の親父の手元にあるのかどうかなんて、わかるはずもなかった。まして自分の実家に忍び込むなんて・・・イメージも出来ないんですけど~。

とにかく、俺は車を走らせた・・・誰のために・・?
俺と彼女の未来のため? ・・・いや、今回は俺のため ・・ただ、格好をつけたかったから・・・。


片道2時間の田舎道が、やけに早く感じた。実家は目の前だ!

なんとなくイメージも出来てきたぞ・・・まず、車は実家を通り過ぎて、約1km先の山肌に停めよう! 一日に2~3台の車しか通らない田舎道、決して目立ってはいけない! 車が発見された時点で、今回のミッションは終わってしまいのだ!

そういえば駐車箇所から実家までは、川が流れている。よし!川沿いを歩き、実家の裏手に回り込もう・・・!!


俺は歩き始めた。  まず俺の前に現れたのは、全身をトゲに覆われた変なツタみたいな奴だった・・・    
         「イタイ! 痛い!」   ・・・手強かった。

そして行く手を阻むかの様に流れる、この激流!! そいつを睨み付けながら考えた・・・

         「俺は何故、このルートを選んだのだろう・・・・」






・・・何かをしなくちゃいけない。なにかアクションを起こさなくてはいけない・・・それは妻と別れるためなのか?  いや、それは彼女に見せつけるためだけの猿芝居でしかなかった。

思い立ったように、俺は動き出した。

  「妻が探偵から渡されたであろう、証拠書類を捜そう・・」

妻との話合いさえマトモに出来ない俺が選んだのは、そんな逃げ道しかなかったのだ。
確かに「裁判」を想定したら、証拠書類が有るのと無いのとでは、勝率がずいぶん変わってくるのである。しかし探偵が書類の源本を持っている以上、俺のしようとして事は意味がないのです・・・。

とにかく、俺は動き出した。

彼女にしてみれば、良かれと思ってのアドバイスだったのであろう。俺が妻と別れるための方法を自分なりに考えてくれていたのだから・・・。

普通の女性なら、「いつになったら奥さんと別れてくれるの?」って責めてくるのかな?

                        お昼過ぎのメロドラマのように・・・

そうしなかったのは、彼女の優しさだった。そしてそれに甘えてしまった俺が居た・・・。


妻と別れるためには、話合いを重ねていくしか無いと思っていた。・・・・が、話すネタが無い。
ただ「別れてくれ!」では話しにならないし、お金の事を言い出したら「何千万」って、意味の分からん金額の提示しかしてこないのだから。

だから電話で数分しゃべったら、4~5日はしゃべる事も無いし、電話を掛けるつもりもなかった。

でも・・・彼女には嘘をついていた。

  「毎晩、妻に電話をしているが、一向に繋がらないんだよ。これじゃ話合いもできないな・・」

  ってね。実際は電話もしていないのに・・・。


彼女の前では格好をつけたい俺がいた。「俺に任せとけ!!」感を見せたかったし、確かに最初はそう思って頑張っていたよ。
しかし、前進することに病んでしまった今、「時間が解決してくれる」的な、なさけない俺も居た。

      「君が傍に居てくれる。それだけで俺は幸福なんだよ。」

       ・・・なんて、今の俺では100%言っちゃいけないセリフです・・・。

実は・・・少し悩んでいた。・・・少しだけだよ。

彼女には、俺の弱気な考えとか姿を、絶対に見せたくは無かったんです。彼女を不安にさせてしまうからね。
しかし、俺と妻との関係が進展しない限り、彼女は勝手に不安になっていくだろう・・・そして時には、不審感さえ感じさせてしまうのであろう。

彼女は俺に色々なアドバイスをする様になった・・・俺が妻と別れれるための。

  「まわりから固める作戦」  「子供を使う作戦」  「本気で妻に嫌われる作戦」 etc・・・

でも結局、どれも試さなかったんです。
妻に「情」があった訳でもないし、彼女の言いなりになるつもりもなかった。

いつからだろう・・・彼女に嘘をつき始めたのは・・・。