先日、

相方に電話がありました

「小さな居酒屋をするから、店を建ててほしい」

と言うような話でした

昔、相方が、

とてもよくしてもらった方、Hさんの

弟さんで70歳くらいの方です

息子さん達とするそうです

Hさんは、もうだいぶ前に亡くなりました

Hさんの弟さんとは、

相方もあまりお付き合いもないのですが、

Hさんの奥様は、まだお元気で、

4年前にも、

お風呂の改装をさせてもらいました

その奥様とHさんの間には、子供がいませんでした

奥様も、Hさんが亡くなったあと、

土地や、アパートなどの財産がありましたが

Hさんは、きちんと名義を変更していませんでした

結局のところ

奥様は、Hさんの弟さんの子供、

いわゆる甥に後々面倒を見てもらう…と

いう話になったそうです

相方が、時々、奥様に仕事を依頼されて

Hさんの奥様の所へ行った時に

いろいろと、話を聞いていたそうで、

「甥が、心配せんでも、面倒見るけん、と
言うてくれるんよ、だから、財産も好きにしたらいいか…と思って…」

などと、話していたそうで、

相方は、「俺は…ええろかねえ…と心配に思うんやけどね」

と、当時言ってました

で、先日Hさんの弟さんの所へ、話の内容を聞きに行ったのです

帰ってきて、

まるこが、どうやった?

と聞くと、

あまりいい顔しなくて

「なんかね…話を聞きよったら、どんなもんかなぁ…と思うんよぅ…」

よくよく聞くと、

まずは、

お金がないから銀行に借りるつもり…これから?

占い師 とかに傾倒していて、

その人の紹介の設計士がいて、

占い師とその設計士の人の言う通りにしてほしい

と言うのです

話がすんだあと、、

近所にHさんの奥様の家があるから、

「どがいですかぁ〜〜」と声をかけて

奥様と、いろいろ話をしたらしい

「Hさんの奥さんは、かわいそうなもんになっとったや、
土地も工場も、アパートも、
全部Hさんの弟さんに取られて、
勝手にアパートも売られていて、
売ったお金は、奥さんには、一銭もあげずに
息子達と、分けてしまっとるんと…

今、わずかな年金で、ひっそり暮らしとるみたいなや…
挙句に、倉庫を壊すのに、お金を出してくれ
と言うから、私はもうお金はない!と言うて、
好きにしたらいいわい…

と言いよったや」

そんな事になるんやないかと、

思いよった…と相方は言いました

で、どうするん?

と聞いたら、

契約して、三回に分けてお金はもらうつもりやけど、
最後が、貰えるかわからん…」

などと言う…

まるは、どう思う?

と聞いてきたので、

「やめさい、そりゃ、今、ちょうど仕事が切れているから、したいかもしれんけど、
そんなひどい仕打ちをするような人は、
根がいい事ないから、やめた方がいいことない?

それに、自分の性格上、わけわからん人の
言いなりで仕事なんかできんやろ?」

と、いろいろと相方と話し合いをしました

だいたい、相方の勘は、今まで外れた事がなく

そう思うんやったら、断ったら?と言いました

結局、一晩相方も考えたみたいですが、

断りに行きました

帰ってきて、清々したようで、

顔がさっぱりしていました

さて…今…仕事は途切れているけど

自治会から、牛鬼の台を頼まれているので

こずかいほどにしかならないけど、

それの図面と、見積もりを今日やっていて

まるこが清書して渡しました




「うまいこと言って、人を騙したり、

ひどい仕打ちをしたり…

そんな人の始めるお店は、

どのみち繁盛なんかすらへんてや

片棒担がんでええが〜〜」

と、相方の肩をたたいて、

「今、まだ暑いから、夏休みや…と思って
また営業に行ったらいいで…」と

やせ我慢な事を言ったまるこでした…

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