相方が言った。

「人は、いろいろな事があるけど、
やっぱり、

人に不義理をしたり、
弱い者に罵詈雑言を吐いたり、
親や子供を見捨てたり、
努力もせんと、得手勝手な事ばかり
言ったり、しよったりしたら、
全て、自分に返ってくるんやないかな…

と、思うんよ

俺は、昔から、自分で努力して道を開いてきたと思うけど、

やっぱり…目に見えない
いろんな助けや、支えがあるのも事実やないか…と
思うんよ。

例えば、お前は(まるこの事)
しょっ中お墓参りに行ったり、
ちゃんと仏様の事して、
今日も見守ってください…と手を合わせたり、

俺も、一緒にやったりしとるけど、

お前は、やっぱりばあちゃんが守ってくれとるんやないかなあ…と
思うし、俺も、お前も、運のええとこがある…という事は、

そういう、目に見えない物のおかげさま…というのがあるんやないか…と
思うんよ…」

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

知り合いの方が、なんだか話があるからと、相方は、お家へ行って相談に乗ってあげていたようです…

まるこが、初めてキライになった人の
お宅です…

初めて他人に、罵詈雑言を吐かれて
泣いた ……人のお宅です…

12時間……

行ってから帰ってきませんでした…

近所ですが、

その間、三回…長女が電話を相方にしました…
四回目は、その家に電話をして

12時間ほどになるから、どうしたんか、心配で…父は明日も仕事ですので


と長女が電話で言っていた…

やっと帰ってきたので、

えらい長かったなぁ~

と言うと、

うん、でも、これが、最後の会話になるかなぁ~と思って…
なんだかんだ話をしよるのを、聞いてあげよったんよ…

で、俺も、こうやないかな…とか、
それは違うことないかな…とか
いろいろ考えて、言うてやったんよ。

と言う。

相方が帰ってきた時に、
まるこは、なんだか相方にまとわりついている負の感情が、嫌だから、
玄関に入るまでに、塩を身体中にふってやった…

先ず、お風呂に入ってや、
湯船に絶対浸かってよ…

とお風呂に入ってもらった

湯船には神社のお塩と、お神酒を
いっぱい入れておいた…

出てから、
なんやらかんやら、話してくれた。

冒頭の言葉は、寝る時に、布団の中で言った…

そして、
まるの事も、チラッと言いよったけんね…
俺は、あの話を言うといたよ…

俺が入院した時に、まるに、あんたは
心ない事をなんやかんやと、長電話して言うて、ウチんのは、フロで一人で泣いた…と言いよったが、

やっぱりそういう事があったら
そんな相手の事は、信頼出来ないなぁ~
仕方ないわい…

そしたら、思い当たったんかしらん、
下向いて、黙っとったや…。

と言った

もうすぐ引越しをされるようです

【自分の蒔いた種は、良くも悪くも
必ず花を咲かせるらしい。】

我が家に帰ってきた相方は、

娘達やまるこがいる所で、

お素麺を食べながら、

我が家も決して当てはまらないわけではないのだから、
みんなが協力して、頑張って生きて行こうで…

と、言った…

相方の口元を見ていたら、

なんだか、神様か、ご先祖様が言わせているような感じがして、

心に熱い物がこみ上げてきた…

足元をしっかり見て、堅実に頑張って
やって行こう…と

心から思った。

引越しをされても、これから先、
元気で、頑張ってください…と

ささやかながら、祈った…

そんなこんなの、今夜は…

なんだか、眠れなくなってしまった…

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