まるこが、小学6年の頃…

男子三人、女子三人程の

遊び仲間がいました。

ある日、探検しよう~(^o^)/

と、言う事になりました…

まるこの通った小学校の隣には、
中学校、その道路挟んで、高校
と、並んでいました…

小学校の広い第二運動場の横には、

高いフェンスがあって、

その奥には、使われていない
中学校の、部室が並んでいます…

フェンス越しに見ると、廃墟と化した

コンクリートの古い建物があります…

6人組は、フェンスをよじ登り、
部室がならんでいるドアを
一つ一つ…開けて中を覗いていました…

しばらくすると、パリパリッと
人の歩くような音がしたので
覗いていた部屋に入って…
固まっていました…

ギギギ~ッとドアが、開きました…

すると、

「お前ら!!何しよる…」と
男の人が入って来ました…[みんな:01][みんな:02]
「ごめんなさい~帰ります~」[みんな:03]と、慌てたまるこ達は、
ドアの方に行くと…

[みんな:04][みんな:05]男の人は、両手を広げて、ドアの前に立ちはだかりました[みんな:06]

青白く、頬の痩けた…だけど
目だけが、ギョロギョロしたその人は、先生ではなさそうだ…[みんな:07]

「お前ら、そこに一列に並べ[みんな:08]」と言いました…

まるこ達6人組は、恐々…並びました…

すると、「いいか!動くな!」と言って、首から下げているカメラで
まるこ達の写真を撮りました…

バシッ[みんな:09]バシッ[みんな:10]
ストロボの光が眩しくて、
目がシバシバして、痛かった…

その男の人は、我々に近寄ってきて、
一人ずつ、ほっぺたを撫でたり、
叩いたりして…

ストロボの、電球を外して下に落とし
足で、バリバリッと踏みつけ…言ったのです…

「いいか!お前ら、ここにいろ!
逃げたら、おわいつけて、探し出してやる…絶対ここにいろ!すぐに戻ってくるけんのぉ!」

と言ったのです[みんな:11][みんな:12]

そして、出て行きました…

まるこ達は、恐怖で、
足が動かなくなりました…
手足が震えて、声も出ません…

さあ…どうする~6人組[みんな:13][みんな:14]

すると、一人の男子が、
「今の内に逃げよ!」
「え~、追いかけてきたらどうするん[みんな:15]
「大丈夫て!」

6人組は、ドアを開けようとしたら、
鍵をかけられていて開かない[みんな:16]
横の重たい小さな窓を、必死で開けて、一人ずつ出て行った…

男子よ[みんな:17]

(映画では、女子を先に逃がすぞよ…)

みんな必死に窓から這い出て、
走った[みんな:18][みんな:19][みんな:20]
走った…

境界のフェンスを上がる頃には、
まるこは、オシッコちびってたわ…

げに恐ろしきは、
生きた人間なり…

あのまま、あそこにいたら、
我々は、どけなことになっていたやら…[みんな:21]

廃墟は、怖いよ…
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