年末年始が暇すぎて
映画を観ていました
最近観たのが
ウィッシュ
ゲゲゲの謎
あの花の咲く丘で、君とまた出会えたら
窓ぎわのトットちゃん
個人的にオススメなのが
窓ぎわのトットちゃんです
黒柳徹子さんの幼少期を小説にしたのが原作らしいですね
トットちゃん(黒柳徹子)は何にでも興味を示してしまう少女。
今の教育現場だと問題児、発達障害と言われてる分類なのかなーと感じました
トットちゃんの行動に振り回されてしまい、小学校の転校を余儀なくされてしまうのですが、そこで出会う友達や校長先生がトットちゃんにとって人生を変える出会いとなるのかなと感じました。
転校した学校は「トモエ学園」には、小児麻痺の子や低身長の子がいたりします。
教室も変わっていて、電車が教室になっていました。
電車の教室には10名ほどの子が一緒にいましたが、給食の時間になると別の部屋に移動します。そこには他にも生徒がいたので、トットちゃんは今で言う支援級に入ったのかな?と思います。
授業も朝から自分の好きな教科を自ら学び、苦手な科目は見学がオッケーでした。
特に印象的だったのは校長先生(小林先生)です
生徒が運ばれてくる電車を自分の目で見たいと相談すると、それに賛同して夜にお泊まり会。
トットちゃんがトイレに財布を落としてしまい、汲み取り口から取り出そうとする行為を叱るのではなく、綺麗に直してねーと一言いって終わり。
一見、放置してるだけ?と思えるくらい自由度が高い学校だけど、小児麻痺の子が相撲をやりたいと言うとさすがに危険だからと止め、腕相撲という別の提案をする。
生徒の話によく耳を傾け、気持ちに寄り添った教育&提案。また、実際に子ども達とも会話をしたり、お手本となり一緒にプールやピアノを演奏していました。
凄く丁寧だけど、強制せずに子どもの好奇心ややりたい気持ちを尊重していて素敵な方でした。
また、「リトミック」もあの時代から取り入れていてビックリしました。
調べたらトモエ学園が一番最初にリトミックを取り入れた学校だそうです。
あの時代だからこそ?なのか、今のガチガチに縛られている学校教育よりも教育らしい事を無理なく自然と子どもたちが学びたいと思える環境作りをしているのが素敵すぎました。
本来の教育ってあぁだよなー。と感じる一方で今の教育現場は質を求めるのに、昭和の方が自由&質が高いのでは?と感じました。
まぁ、そこら辺は時代の流れと共に親や世間の価値観が変わってきているから仕方ないのかなーと思います。
実際にトットちゃん達はプールに入る時は全員が全裸だったので、今だと確実にクレーム&犯罪者が出てくるので危険ですが…。
また、小児麻痺のやすあき君とトットちゃんが過ごした時間が濃密だけど儚くて、ウルッとくる映画でした。
トットちゃんとやすあき君が駅で最後のお別れをする時に、やすあき君はトットちゃんに何て言っていたのかが分かりませんでしたが、お休みが終わって始業式が始まる時にまさかの結果でした…。
そんなこんなで最後はみんなバラバラになってしまうのですが、それも戦争が絡んでくる話だったので切ないです。
窓ぎわのトットちゃん、オススメです。