今回の、長崎&鹿児島の旅で、
思わず車を止めて、
見惚れたサクラです。
雲仙から長崎への帰路、
県道沿いの空き地に、
ひとり、狂ったように咲いていました。
晴天の昼間ながら、
なまめかしくもあり。
人間なら、40代後半かな、なんて。
所は、
島原・・・今は、南島原市の深江町に近いところ。
あ・・・と思われる方もいるかもしれません。
1990年から91年にかけて甚大な被害をもたらした、
普賢岳の噴火。
あのとき、もっとも被害が大きかった地域の一つが、深江町。
ここからしばらく走ると、
この町が大きな被害にあったことがよくわかります。
他と比べて明らかに、
道が新しく、
家が新しく、
木が若い。
サクラも、このような立派な木ではなく、
まだ若木が並んでいます。
多分、はじめてきた人は気づかずに通り過ぎる、
海辺の田舎町だと思うのですが、
ああ・・・この最近できた町のような姿は・・と、
あらためて、思ってしまいました。
23年もたっているのですよね。
雲仙でお世話になった宿でもその話になりました。
相方は、入社した年で、
VTRの内容を書きとる仕事で、
放送できない映像もたくさん見て、今も忘れられないと。
私も当時の職場に
取材中に亡くなられた方の遺影があったことを、強く覚えています。
地元出身の宿の方が
『それでも、今思うと、あのとき(23年前)は日本がまだ元気で、
手厚く復興支援をしていただいたと思う。
一般の方が、びっくりするような支援金をもって、きてくださったりもした。
今は、日本全体に元気がなくて、
そういう中での被災はほんとうに大変だろうと思う。』
と話されていたのが、とても印象的でした。
海が穏やかで、
山の幸に恵まれていて、
深江町、ほんとにいいところなんですよね。
今も、爪痕は残っていると思うのですが、
その日は、青空と、海と、サクラと、
たぶん、穏やかで着実な営みがありました。
少し離れたところですが、
こんなすばらしい並木が、
静かに、ずっと続く、新しい住宅街もできていました。
目黒川よりすごい並木ですが、
前後に歩く人もなく、
車も少なく、
静かで、穏やかで、不幸の予感が全くしない光景でした。
私の今年一番の、さくらです。
そして、私たちは、
深江町の道の駅で、
たっくさんのすばらしい野菜を買い込み、東京へ送付。
ああ、この自分たちが作っている野菜が、
どんなに素晴らしいものか、
その高い価値を、正しく理解していない・・・んだろうな。
いや、謙虚にすぎる・・と思いながら。
(ほんとに、葉つきの、ものすごく人参味の強い、すばらしい人参が、10本100円とかね、
びっくりするようなお値段です。いや、その地域ではあたり前であっても。)
この価値を、見直したり、大事にしたりするところから、
日本の農業は変わる?なんて話をしながら。
さて、今夜はここで出会った白米と、黒米で、
ごはんを炊きましょう。
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