モダン・ソウル、ひとめぼれの。 | Keep a journal @ 山脇りこ/Riko's Kitchen

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日々の、食、衣、住、旅、好きなことをつづっています。

パリ、大阪も・・・泣、ですが、 

→ 本人が、老後のために書いておかないと・・と思っているだけですけど。


今日は、モダン・ソウルのことを。


今回のソウルで、

目から鱗だったことの中の一つが、器でした。


Fちゃんが気になるお店がある・・・ということで、

タクシーに 『イゴ!イゴ!(ここ?という意味らしい)』と言って止まってもらって見に行ったのが、

こちらのお店。


Yido

http://yido.kr/index2.php

※HP、ハングル、泣。



えっと、偏執的に・・・器が大好き、

日常使う器を作っている作家さんが大好き、

一個一個形が微妙に違うから、作家ものが大好き、


という私のことを、よーーーく理解しているFちゃんが、

そのために?

連れてきてくれたお店です。



リコズキッチン~ひと手間かけて、旬ごはん♪ と くらし270度

ソウル有数の高級住宅街の

広々とした並木道沿いにある、

これまた広々な店内。


地下から2階に向けて、

かなり大柄な少女が立っています。


15メートルくらいかな?


分割して焼いて、くっつけたそう。

窯に入りませんものね。


東京でも絶対に支持されそうなお店なのですが、

東京だったら、維持できないかもしれません。



リコズキッチン~ひと手間かけて、旬ごはん♪ と くらし270度
※写真の色が悪いのですが、ノーブルレッドというか、バーガンディというか、

日本であまり見ない釉薬の色で、欲しかった大皿。

上は、アート作品で、チェロを弾くマジンガ―Z。

3階ではライトの特設展示が。大好きな、ヴィコ・マジストレッティ!!!が。



店内には、韓国の作家さんの器がずらり。


それも、日々の食卓で使えそうな、

使うことを喜びとして作られた器がたくさん。


中には、アートなものもありますが、

大皿も、料理がのることを待っている皿 が多かったです。


もちろん、ソウル最先端の器&アートの発信地であることは間違いなし。

お店や、器が紹介されたたくさんの雑誌がありました。


日本でいうと、

なかなかないですが、キハラさんみたいな感じかな。

http://e-kihara.co.jp/

※私の大好きな、有田の販社


窯元ではないので、

セレクトして売る・・・目利きの店。

個人だけでなく、レストランやホテルのためにコ―ディネイトしたり。



リコズキッチン~ひと手間かけて、旬ごはん♪ と くらし270度


ここで、ちょっとびっくりしたのが、

作家さんたちのポジショニングと言うか、

セルフブランディング。


日本だと、まず作家さんの顔写真がでることはまれ・・・ですが、

すばらしくかっこいいお写真。

美しいパネル。


草なぎ君かと思ったら、

作家さんで。


作った人、生み出した人の姿、キャラ、

風貌から感じるセンス、

トータルで作品であり、

ファンになる要素、ってことですね。


逆に言うと、そういうことが

ものすごく重要だと言うこと。


信じた器をただ作っていればいい・・・ってことではない。


ま、素敵な器を作る方は、

確かに日本でも、

おしなべてみなさん、センス良くって、素敵なんですけど。


その人の着てるものとかが苦手なテイストだったら、

作品も、多分、好みではない・・・ですものね。

(あくまで自分にとって)


とはいえ、

ここまでカッコいい写真や演出とは。

さすが、オ―ディション国家?と言われるだけあります。


で・・ここで、

どうしても連れて帰りたくなったのです → 病気。

一目見て、決めていましたが、

館内を回りながら、よーく考えた、結果です。



リコズキッチン~ひと手間かけて、旬ごはん♪ と くらし270度

リコズキッチン~ひと手間かけて、旬ごはん♪ と くらし270度


Lee Kyounghan という作家さんのもの。


美しいプロフィールシートを頂きましたが、

ハングルで・・読めません、泣。


お写真からはまだ若い男子。


写真では伝わらないと思いますが、

この磁肌に惚れました。


肌がとてもいい。


そして、このブルーの何とも言えない色にも。



リコズキッチン~ひと手間かけて、旬ごはん♪ と くらし270度



狙っているいびつな だ円 も、一個一個違います。


さらに、色の出方も、全部違う。


彼にとって、どれがゴールだったのか?

そんなことを考えるのも楽しい。



リコズキッチン~ひと手間かけて、旬ごはん♪ と くらし270度


船便や航空便で送るような事態にならなくて、

本当に良かったっと思いますが、

次回は、危ないな・・と思っております。


静かにしていたので、買わない・・とFちゃんも思っていたみたいで。

いやー、静かな時ほど危ない、と言われております、汗。


あ、このかわいいスッカラ置きもこちらで。



リコズキッチン~ひと手間かけて、旬ごはん♪ と くらし270度


Yeo Kyungran さんの作品です。


こちらは、近いうちに教室でみなさまとご対面♪予定です。


実は、雑誌や韓国料理店を見ていても、

器にはあまり期待していなかったのです。

実際、白、黒が流行っていて、粉ひき系が流行っていて。。。という感じですが、

来る!気配を、

強く感じました。


アジアは器で世界制覇できる可能性を秘めてますからね~。


そして器は、私にとって、

料理へのモチベーションが上がって、

インスピレーションも沸くもの。


Fちゃん、ありがとう!!


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★韓国語版の前に、英語版。

おすすめは日本語版です、汗。

『もてなしごはんのネタ帖』 山脇りこ @講談社
&英語版も決定しました♪詳細はまた。なによりうれし~。