パリ、大阪も・・・泣、ですが、
→ 本人が、老後のために書いておかないと・・と思っているだけですけど。
今日は、モダン・ソウルのことを。
今回のソウルで、
目から鱗だったことの中の一つが、器でした。
Fちゃんが気になるお店がある・・・ということで、
タクシーに 『イゴ!イゴ!(ここ?という意味らしい)』と言って止まってもらって見に行ったのが、
こちらのお店。
Yido
※HP、ハングル、泣。
えっと、偏執的に・・・器が大好き、
日常使う器を作っている作家さんが大好き、
一個一個形が微妙に違うから、作家ものが大好き、
という私のことを、よーーーく理解しているFちゃんが、
そのために?
連れてきてくれたお店です。
ソウル有数の高級住宅街の
広々とした並木道沿いにある、
これまた広々な店内。
地下から2階に向けて、
かなり大柄な少女が立っています。
15メートルくらいかな?
分割して焼いて、くっつけたそう。
窯に入りませんものね。
東京でも絶対に支持されそうなお店なのですが、
東京だったら、維持できないかもしれません。
※写真の色が悪いのですが、ノーブルレッドというか、バーガンディというか、
日本であまり見ない釉薬の色で、欲しかった大皿。
上は、アート作品で、チェロを弾くマジンガ―Z。
3階ではライトの特設展示が。大好きな、ヴィコ・マジストレッティ!!!が。
店内には、韓国の作家さんの器がずらり。
それも、日々の食卓で使えそうな、
使うことを喜びとして作られた器がたくさん。
中には、アートなものもありますが、
大皿も、料理がのることを待っている皿 が多かったです。
もちろん、ソウル最先端の器&アートの発信地であることは間違いなし。
お店や、器が紹介されたたくさんの雑誌がありました。
日本でいうと、
なかなかないですが、キハラさんみたいな感じかな。
※私の大好きな、有田の販社
窯元ではないので、
セレクトして売る・・・目利きの店。
個人だけでなく、レストランやホテルのためにコ―ディネイトしたり。
ここで、ちょっとびっくりしたのが、
作家さんたちのポジショニングと言うか、
セルフブランディング。
日本だと、まず作家さんの顔写真がでることはまれ・・・ですが、
すばらしくかっこいいお写真。
美しいパネル。
草なぎ君かと思ったら、
作家さんで。
作った人、生み出した人の姿、キャラ、
風貌から感じるセンス、
トータルで作品であり、
ファンになる要素、ってことですね。
逆に言うと、そういうことが
ものすごく重要だと言うこと。
信じた器をただ作っていればいい・・・ってことではない。
ま、素敵な器を作る方は、
確かに日本でも、
おしなべてみなさん、センス良くって、素敵なんですけど。
その人の着てるものとかが苦手なテイストだったら、
作品も、多分、好みではない・・・ですものね。
(あくまで自分にとって)
とはいえ、
ここまでカッコいい写真や演出とは。
さすが、オ―ディション国家?と言われるだけあります。
で・・ここで、
どうしても連れて帰りたくなったのです → 病気。
一目見て、決めていましたが、
館内を回りながら、よーく考えた、結果です。
Lee Kyounghan という作家さんのもの。
美しいプロフィールシートを頂きましたが、
ハングルで・・読めません、泣。
お写真からはまだ若い男子。
写真では伝わらないと思いますが、
この磁肌に惚れました。
肌がとてもいい。
そして、このブルーの何とも言えない色にも。
狙っているいびつな だ円 も、一個一個違います。
さらに、色の出方も、全部違う。
彼にとって、どれがゴールだったのか?
そんなことを考えるのも楽しい。
船便や航空便で送るような事態にならなくて、
本当に良かったっと思いますが、
次回は、危ないな・・と思っております。
静かにしていたので、買わない・・とFちゃんも思っていたみたいで。
いやー、静かな時ほど危ない、と言われております、汗。
あ、このかわいいスッカラ置きもこちらで。
Yeo Kyungran さんの作品です。
こちらは、近いうちに教室でみなさまとご対面♪予定です。
実は、雑誌や韓国料理店を見ていても、
器にはあまり期待していなかったのです。
実際、白、黒が流行っていて、粉ひき系が流行っていて。。。という感じですが、
来る!気配を、
強く感じました。
アジアは器で世界制覇できる可能性を秘めてますからね~。
そして器は、私にとって、
料理へのモチベーションが上がって、
インスピレーションも沸くもの。
Fちゃん、ありがとう!!
####
★教室情報など、フェイスブックページです。
こちらも。
http://www.facebook.com/RikosKitchen
★韓国語版の前に、英語版。
おすすめは日本語版です、汗。
『もてなしごはんのネタ帖』 山脇りこ @講談社
&英語版も決定しました♪詳細はまた。なによりうれし~。