かつて、このブログのこのテーマ(用語)記事で、ポストニューシネマという造語をしたつもりでいたが、河原畑寧の論文や映画『モダーンズ』のパンフレット(25ページ)で既にポストニューシネマという語が使われていたのを知った。前者はともかく、後者は70年代前半の『北国の帝王』(R・アルドリッチ監督)などについてその語を使ったわけで、私がその語で指したかった80年代映画と違うものを指していた。


そこで重複しないように、新たな言葉を作ることにした。80才を傘寿と呼ぶ。「傘」の字に八十という文字が含まれているように見えるからだ。またスペイン語における家 casaのことを「カサ」「カーサ」と片仮名表記する。80年代アメリカ映画は私にとってのホーム(家)であると思うので、『モダーンズ』や『ブロードキャスト・ニュース』などの、私の「心のベストテン映画」を含むこの時期のアメリカ映画のことを、「傘」と「カーサ」をかけて「カーサ映画」と呼ぼう。
