[アメトピに掲載して頂きました]


前回の続き


入学式の翌日から登校班での登校が始まった。


私はまさやと一緒に集合場所の公園へ行った。


すでに数人の子供と新1年生のママさんが何人か来ていた。


そのママさんの中に南田さんを発見☺️


『南田さん、おはようございます😊』


南田さん

『あっ、佐藤さんおはようございます☺️

 登校班、一緒だね。

 まだ、班長来てないみたいだね。

 班長が来たら、お願いしますって挨拶に行こうね』


『まだ班長来てないんだね。

 どの子がまさやの班の班長か分からなくて😅』


少しするとまさやの班の班長がやってきたようだった。


南田さん

『あっ、今来たよ。

 旗を持った子が班長だよ。

 挨拶に行こうか☺️』


まず南田さんとりく君が先に班長に挨拶に行った。


そのあと私とまさやも班長の所へ行き挨拶をした。


『一緒の登校班になった佐藤です。

 まさやっていうの。

 迷惑かけてしまう事もあるかもしれないけどよろしくね☺️』


まさや 

『よろしくお願いします😌』


班長 (以下班長くん)

『・・・あぁ😒』


班長くんは睨んだようにこちらをチラリと見てだるそうに返事をした😔



まさやりく君は登校班の輪の中に入った。


新1年生のママさん達が見送る中、子供達は一列に並んで学校へと出発した。





班長くんは、大人の私が見ても恐いと思ってしまうような表情の子だった😨


その時の私には、小学6年生が凄く大きな子に見えた。


これから毎日この班で登校するんだと思うと心配でたまらなかった。



私はその日まさやが学校から帰ってきた時に聞いてみた。

『登校する時に、走らず歩いて行ってくれた?』


まさや

『うん、歩いて行ったよ』

と答えた。


初日は、きちんと歩いて行ったみたいで安心した。



それから1週間は公園まで見送りに行った。


相変わらず班長くんはいつも無愛想で機嫌の悪そうな顔をしていた。



続く