2回目のデートで付き合ってほしいと告白され、

まだわからないので、はっきり返事ができず

このまま会う回数を重ねて、

いつか返事をしていけばいいと思っていた。


その後、告白の返事をするまで2回ほどデートしたと思う。

前回は手をつなぎたくない、と言ったので

肩に手を回してくるようになったが

このときは、慣れてきたのか、それとも気持ちが以前より彼に傾いてきたのか

そんなに嫌だとは思わなかった。

毎回会うのを拒否しないというのは、やはり私にも会いたい気持ちがあるのだろう。

彼とは話が合うな、というのはずっと感じていた。

だから会って話していると心地よい。

話してみて合うというのは、なかなか、ないことなのかもしれない。
特に私は変なところで消極的で、言いたいことを口に出して言えないところがあるけど、
彼は結構口に出してはっきり言ってくるし、積極的なので、
それは自分にはないもので、そういうところがいいなあと思った。

昔の彼はどちらかと言えば大人しく受身で

私も恋愛に関してはそういう傾向があるので

似たもの同士、うまくいかなかった経緯があり

次に恋愛する相手はその彼、りょうさんのような、いわゆる肉食系タイプの人となら

うまくやっていけるのかもしれないとずっと思っていた。

りょうさんは結構、意思表示をはっきりするタイプで

好きという気持ちを何度も全面的に出してくる。


1週間に1回ほど会い、それと平行してほぼ毎日メールも来ていた。

ある日のメールのやりとり

「申し込みメール、他の人からも来たよね?」

「メールは何人か来ましたよ」

「その人たちとはどうなったの?まだメールしているとか、会ってお断りしたとか」

「りょうさん以外、今まで誰とも会ってません。性格的に同時進行できるほど器用じゃないので」

「ありがとうございます。一番最初に会ってくれて良かったです。

会いたいってメールも、もう来ないの?」

「会いたいとか、いつか一緒に~に行きたいね、みたいなメールは来たことがありますが、

具体的な日が決まるまでには至らず、こちらから返信しなくなってそのまま、というパターンです」

「なるほど。クリスマスにあったとき、これも縁だと俺は感じてました」

このやりとりを終えた際、

逆に彼のほうも私の他に何人かとメールしたり会ったりしているのかもしれない、

そう思うと「嫌だな」と思ったし、失いたくないと思った。

このとき、もう彼のことが好きになってきたのだな、と感じた。


デートの前日に来たメール

「明日楽しみますって言ってましたよね。

それって山手散策が楽しみなの?

それとも僕と会うのが楽しみなの?

ぜひ聞きたいです」

これを見て、彼は私の気持ちを知りたがっている、

明日のデートで彼にはっきり返事したほうがいいと思った。

「もちろん両方ですよ。ではまた明日」