キャンディーブーケを作っております
marukaと申します。

たまに読むと面白い☆
過去の記事シリーズ…

衣装デザイナーのときの名残で
過去にはお洋服のリペアの記事など載せてましたの。

こちらは3年前の記事♡
リメイクも楽しいんだよね♪
リメイクのたのしさを分かってしまうと
お洋服が捨てられなくなってしまうよ。。。

いまは、ワッペンとかボタン
プリント部分とか
ポイントになるところはとっておくようにしてるよ。
いつかは息子君のお洋服をつくる!
と意気込んで…
どちらにしろ、使えそうなの。


こちらはリメイクしたときの記事♡
良かったら読んでみてくださいね~

以下記事
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆






今回は
お預かりしていたANA SUIのジャージブルゾンを
バックにリメイクしました。

↓BEFORE↓(ちょっとほどいてるけど)
maruka FOR GIFT

↓AFTER↓
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ドンッANA SUI meets MARUKAドンッ

かっこつけちった!
maruka meets ANA SUIか?どっちだ?ん?

(とにかくアナスイ公式リメイクじゃないのでご了承くださいませ~^^;)



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バックについているチャームはWALTZの。
もう在庫ありません!
これで最後。これはもう作らない大変だから。
はい、完売。

結構おおきめのオリジナルパーツのキーボルダー。
こんな感じの大きいキーホルダー付けれるようにループがあります。
キーホルダーなどの重みで
使用中にバックの口がちゃんと閉まるメリットがある!
ということでもあります。


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あまり生地でコサージュも出来た。

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ハートだよ。


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コサージュはクリップ式のヘアアクセサリーだから使いやすいと思う。
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2WAY

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ひらひらしたリボンは取り外し可能ね。

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中はこんな。



今回はカメラ片手に製作したので
解説してみようかとおもいます。

リメイクやってみようっていう方いたら参考にどうぞ。

初心者から中級レベルで解説してます。
ピンク文字のところはうんちくですw
飛ばしても大丈夫。


注)以下の方法のほとんどは工業用ミシンと職業用ミシンにおいて推奨です。

何が違うかというと、家庭用ミシン
糸調子などから、表からのステッチが綺麗にみえるようになっているようです。

なので「なかおもて」に縫うと
表から見たときに裏側のステッチが見え、
あんまり綺麗じゃないようなので
必ず、こまめにしつけなどして
表から見える方を表にして縫うっていうことをしてください。



コサージュの作り方も載せました。




今回はシンプルなジャージブルゾンをバックに
画像はクリックで拡大されます
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【ほどき】
↑袖をとって身頃を開いた感じ。
生地のほどき方はこちらをご参考に。

ブルゾンだから両脇にポケットがあるんですね。
せっかくだからこのポケットをバックに使用したいと思いました。
ポケットの方向に気をつけながら案を練ります。
(バックはポケット口が上を向いているのが好ましい)

いつもリメイクをやらせていただくときは
もともとのお洋服の特徴を使用したいと思っています。

例えば今回は脇のポケット
あとはせっかくブルゾンだったので
その名残としてファスナーを残そうと思います。


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↑ほどいたブルゾン。
この時点でデザインははっきり決まっていませんがw
リブも特徴的だったので使おうと思います。


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【アイロン掛け】
まずは製品ジワがあるので使用する生地すべてアイロンをかけます。
特にリブは念入りにやります。

やっぱり裾と襟に使われていたリブですので
若干でものびている可能性があります。
しっかりスチームアイロンかけて縮ませます。

リメイクのときはゴムリブなど劣化する部位は極力使いません。
そういった意味ではポリエステルやポリウレタンを使用した化学系素材のアイテムより
綿や麻、シルクやウールといった天然素材の方が劣化を楽しめますので
リメイクに向いているかもしれません。今回はリブが特徴的だったため、あくまでもデザインパーツとして使用します。


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【糸選び】
リメイクでもリメイクじゃなくても糸選びは結構重要だと思うので
はじめに決めておきます。
極力同じ色がいいと思いますが、
今回の素材は、テキスタイルがパッチワークになっていて4~5色使用しており、
全部糸(色)を替えるのも手ですがちょっと大変ですので
バランスを見て茶形の60番(細め)のスパン糸を使用。
ステッチ幅は2にします。

ステッチはば
大体、婦人物など生地が繊細な場合にします。
割としっかりめの紳士物生地やデニムなどは3。
糸が30番など太めを使用するときは3~4です。
そのときに応じて臨機応変に。
でもひとつの作品の中ではステッチ幅は共通していた方が綺麗です。


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【取っ手】
取っ手に入れる芯を縫い付けます。
割としっかりめの厚めの芯にします。
使用する部位は、袖の縦半分をベースに襟に使用されていたリブをつけます。
(襟リブを取っ手にと決めたのでちょっとスポーティなデザインにしよう、と。)
今回は芯を表地で包む要領で。

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結構こまめにアイロン掛けするというのもうまくいく秘訣だと思います。

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ステッチをかける。
ミシンの押さえがねの幅がちょうど5mmなので
それを目安に端から5mm幅のステッチ。

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手持ちのリボンなどつけてみる。

たぶん、初心者の方は
本縫いのときのは
本体をしつけするか、マチ針でちゃんと止めたほうが綺麗にできるかと。

リボンをつけたのとは反対側、裏側に襟リブを縫い付ける。

前述したようにリブはゴムですのでそのまま縫うと縫い伸びします。
画像に残ってませんが
リブのうらがわには伸び止めテープ(※)をつけてから本縫いします。
これでもうリブは伸びません。
※伸び止めテープは接着芯でもいいです。
もうこのリブの、ゴムとしての人生はおわったのです!!!

そして・・・両端は、じゃばらにします。
↓こんな状態に。
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先に完成状態をお見せしましょう。↑
2~3WAYに出来るように取っ手の片側には金具をつけました。

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【金具をつける】
片側のみ金具のマルカンにとおします。
もう片方は、バックの本体に縫い付けますので、じゃばらのまま。

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この時点でかなり生地が分厚くなります。

デニムもそうですが、よくありますね。
分厚くてミシンの押さえ金に入らないくらいって言う場合・・・
これじゃあ縫えませんね。どうしましょう。
そこでかなづちの登場です。
叩いて生地をペタンコにします。
それでも押さえ金に入らないと言う場合は、、、、
もう・・・手縫いです(20~30番の手縫い用糸で)


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たいした話じゃありませんが。
押さえの強弱が調整できるようであれば
生地の厚さに応じてこまめに替えて見てください!
分厚いときは「よわい」です!

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目打ちをうまく使う。
ほんとうは糸を30番(太目)に替えたいくらい。

なぜなら、取っ手は一番負荷がかかるところであり、
縫い目から壊れることが多いからです。

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なのでわたしは、この本縫いのあと
リボンで包んで強化しました。

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こんな扇形のパーツ登場。2枚重ねで袋縫いになっています。

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こうやって・・・

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こう。
★のところを手縫いでまつり縫いします。
ちなみに画像では金具のリング部分にリボンをくぐらせています。↑



【本体・底を縫う】
いよいよ本体です。

 左身頃のファスナーのみ、デザインパーツとして残してあります。
右身頃の端に左身頃を載せてファスナーのすぐ脇をステッチしていきます。
画像では手持ちのリボンも一緒にステッチしてます。
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今回は横向きだったポケットを縦向きに使用するため
(バックにはそのほうが適しているかと)
本来の生地方向とは変わります。
リメイクの場合も本来は生地方向は守った方がいいですが
デザイン重視でやる場合は、こだわらずにいた方が
逆に面白いものが出来るので構わないと思います。


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脇を縫うために
ファスナーの「むし」をペンチでカットしておく。

ほとんど大丈夫だけど、まず縫いにくいのと
まれにこれで針が折れる・・・

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バックの底には裾に使っていたリブを使用します。
リブはかならず伸び止めテープしてください。
↑表からステッチ↓

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表のステッチが終わったら、リブを裏側に折り返してくるりんぱ。

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↑裏側もステッチ。

バックの底は固い方が安定するので
リブを二重にして使用することになります。
これで安心。分厚い、うん安心。


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【本体・脇を縫う】
↑画像は仮縫いした感じ。
★印のところにループを挟んで入れることにしました。
金具を引っ掛ける用です。

ループの作り方は5cm幅の生地を三つ折りして両端を端ミシンです。
画像に残すのを忘れたので機会があればまた。


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「なかおもて」にして端を縫っていきます。
ループ3つと取っ手(金具の付いていないほう)を挟むのを忘れないように・・・
マチ針で止めるか、しつけ縫いして。
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縫えたらこんな風。↑


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脇の端処理は1cm幅のグログランリボンにした。↑

まず「なかおもて」の状態で
リボンを縫い代部分に重ね、脇のステッチに重なるように縫っていく。

そのあと、表に返してから縫い代を右にたおし、
リボンを押さえるように脇線から5~7mmのところをステッチ。

ステッチが外れるのが心配な人は、しつけぬいしてね。

グログランリボンは横うねのある平織りのリボン。
平織りだからそんなに強度はないけどあたしは良く使う。
なぜならすきだから。
クラシックな感じするしね。



【本体・底のマチを作る】
いろんなやり方あると思いますが、
脇を画像のように三角につぶす。


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つぶした先端から4cmくらいのところをステッチする。

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もちろん左右両方ね。

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表に返すとこうなる。

【本体・バック口】

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バックの口の部分の端処理はいろんな方法があるから
三つ折でも良いし、
余り生地があればそれでバイヤステープの要領で包んでもいいと思う。
要はデザインで決めましょうってこと。


今回は、脇の端処理と同じグログランリボンにした。
手順は脇の端処理とほぼ同じ。

ただ今度は「そとおもて」のまま、
仕上がり線にそって縫い代にリボンをステッチしていく。
ステッチ終わったら、内側に折りこみ、仕上がり線でアイロンする。
裏(内側)にリボンがまわった状態。
そのまま裏からステッチする。


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【タグ付け】
口部分の端処理をする前に裏地にタグを縫い付ける。


リメイクの場合、品物に対する思い入れはもちろんなんだけど
例えばそのブランドに思いいれがある場合もある思うので
ちゃんと残して置くようにします。
洗濯表示も出来れば付け直す。なんかプロっぽいでしょ?
・・・プロです。


maruka FOR GIFT【本体・紐通しを作る】紐とおしの理想のラインをしつけ糸でつくる。ちょっとアシンメトリーのデザインにしたかったので、斜めのラインに決めました。

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紐通しの端は、力がかかるので
三つ折ステッチした後に端ミシンする。
基本的にステッチすることで強度が増します。


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「そとおもて」にし、内側を見て
しつけしたラインに沿って
紐通しの生地(グログランテープ)をステッチしていきます。


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脇は1cmくらいあけます。

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表から見るとこう。

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内側を見るとこう。

あんまりステッチだらけになっても可愛くないのでミシンのステッチはここで終了。
もう片側は、手縫いで細かくまつり縫いしました。
もちろん方法としてはステッチしてもいいです。

このラグランリボンの中に紐通して終了!!

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紐絞るとこんな感じね★

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かんせい~~~★



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記事は以上です。
長かった…
読んでくれてありがとうございました(*´ω`*)

うんちくもなかなかお役に立てそう



たまに見返すと面白い過去の記事!

ではまた\(^-^)/
maruka