今回の裏磐梯の撮影ではちょうど雪の降った後のお天気に恵まれました。
汚れ一つない真っ白な雪面に光が差し、影と織りなす美しい景色を見ることができました。
雪と光と影、何もない場所です。
でも、何もないから美しい。
そうなのかも知れませんね。
ここからは裏磐梯らしい景色を少し紹介します。
桧原湖畔の朝
湖に浮かぶような小さな島に木が印象的です。裏磐梯らしい景観です。
湖から陽が差し込み、陽が当たる場所は黄金色に変わっていきます。
手前の青白い雪面も少し赤みを帯びる美しい時間です。
そして日が昇るにつれ、一面が黄金色の素晴らしい時間が始まります。
写真としては王道の瞬間ですね。
ここでは、手前の雪面と湖への流れ(川)が作る造形の美しさを主役にしてみました。
奥の浮島と湖に立つ気嵐がドラマチックにこの造形を盛り上げてくれました。
最後に、お気に入りの1枚です。
曽原湖の朝です。
この日は雪が降っていたため朝日は見られませんでしたが、着雪した浮島や山々、覆いかぶさるような樹形、そして手前の葦にも雪が積もる。
撮影しながらこの美しさに感動しました。
洋のファンタジーと和のさびさびがひとつの絵になったような印象を受けました。
どこまでも白く、いつまでも青い、
そんな世界を想像したくなるような場所でした。
今回の裏磐梯の写真、見ていただいてありがとうございました。