茶道から少しだけ離れた「お茶」にまつわる話です。
名将 石田三成と豊臣秀吉の出会いのエピソードです。
(この話、史実ではなく創作という見方が優勢です。
ですが、三成が気遣いのできる人だったと伝える話だと思います)
〜お話としては、こんな話です。〜
ある日、秀吉が鷹狩りの帰りに、喉が渇いてお寺に立ち寄り、お茶を所望します。
お寺の小姓が、大きな茶碗にたっぷりのぬるめのお茶を運んできました。
秀吉は、一気に飲み干すともう一杯所望します。
2杯目は少し小さめの茶碗にやや熱めのお茶が運ばれました。
出された1杯目と2杯目のお茶が違うことに気づいた秀吉は、もう一杯所望します。
3杯目は高価な小茶碗に熱めの上等なお茶が運ばれました。
お茶を用意した小姓の機知と気遣いに感心した秀吉は、その小姓を家臣にしました。
その小姓が、のちの石田三成です。
秀吉の喉の渇きを理解して、
1杯目は飲みやすいぬるめのお茶をたっぷり、
2杯目はゆっくりのお茶を飲んでもらうため少し少ないやや熱めのお茶、
3杯目はじっくりお茶を味わってもらうため高価な小茶碗に上等なお茶を少しだけ、
用意するんですね。
相手の様子を見て、相手の欲しているものを察して、
それを提供する。
日本のおもてなしとも言えるし、
人間関係の基本とも言えますね。
ビジネスの基本でもあるでしょう。
〜・〜私事〜・〜
今日ご紹介した話をイメージしたチョコ
2月にご褒美チョコとして買ってました。
(石田三成と大谷吉継の友情を伝える逸話のものもあります)
食べずに過ごしてたので、
昨日の母の日に、ご褒美として食べました。
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