「教えてくれ!」

テスト終了まで5分しかない。

問六は、aかcどっちだ?

前も同じ問題で間違えている。

ここ間違えたらまずいな…

あと2分!

心の中で叫ぶ。

「教えてくれ!」


「a」


ん?誰?

まわりを見回すが皆、答案用紙に夢中。


「a」


え?また?

もう時間ないし、aにして、

テストは終了した。

あの声誰?なに?空耳?

ずっと不可解な思いが続く。



テストが返され、正解はaだった。

おー、ラッキー!

まだ、不思議な気持ちだが、まあ、いいか。


しばらくすると、そんなことは

忘れてしまった。

いつもの日常が繰り返される。


ある日、自転車で走っていたら、

急に猫が飛び出してきた。

ハンドルを切ると、車道に転倒してしまった。

うわ!

トラック来てる!

「なんとかしてくれ!」

とっさに心からの叫びが出た。

もうだめか…と思った瞬間、トラックは僕をぎりぎりに避けて停車した。

「危ねえだろ!」と怒鳴っていってしまった。

せめて、おりてきて怪我ないか聞いて欲しいよ。

でも、すごいぎりぎりによけてくれて、運転うまいな、とか変な感情がわいてくる。


俺、頼むと叶っちゃうタイプ?と

2回あった出来事で、思い始めた。

そうなると、つかってみたくなるよね。


次回に続く