斜里町長インタビュー

北海道まるごと市町村長インタビュー【 vol.42 2010.11.26 】

世界自然遺産の町

村田町長（左）と当社代表取締役の毛利（右）
斜里町の自然や産業・観光、これからの町づくりについて丁寧に語って頂きました。

豊富な資源

世界自然遺産登録５周年を迎えた知床。四季折々の表情を見せる知床は、流氷が流れ着く冬もお勧め。

例年１月下旬～３月まで押し寄せる流氷。
一面に広がる流氷原野は圧巻。近年では流氷に乗るツアーも人気！

斜里町はオホーツク管内の最東部に位置し、オホーツク海に面する北に１００キロを超える海岸線を擁して、弓状三角形をなしています。基幹産業は、農業と漁業と観光業となっており、農業は小麦・甜菜・馬鈴薯を主体とした畑作農業が行われ、日本の穀倉地帯の一つとなっています。漁業では水産資源に恵まれたオホーツク海を漁場とし、サケ・マスの水揚げ量が日本一を誇ります。観光業では、2010年で知床が世界自然遺産に登録され5周年、知床旅情誕生50周年の記念の年を迎え、多くの観光客が訪れています。

知床の自然を守る「１００平方メールトル運動」は全国各地からの支援金を基に、活動開始から３３年を経て、目標であった４７２ｈａ全てを取得する事が出来ました。これからも知床の自然を守り続ける活動を町全体で行っていく予定です。

知床しゃりブランド

「知床しゃりブランド」に認証を受けている知床エゾシカファームの
鹿肉。高鉄分・低カロリーで大変美味しくヘルシーなお肉です。

「しれとこキッチン熊湖」では、「知床しゃりブランド」の認証品を
使用した「知床しゃりブランド御前」。【真の知床】の味を是非ご堪能ください。

斜里町では【真の知床産】の優れた商品をブランド化する事で、他の商品との差別化を図ることを目指し「知床しゃりブランド」を創設しました。知床の豊かな自然と、オホーツクの海と大地がもたらす恵みから生み出される、斜里町の優れた商品をブランド品として認証し、広く全国に発信することにより、地域産業の振興と地域の活性化を図っていく目的もあります。現在の認証品は、知床もみじ（エゾシカ肉）・サチク赤豚・スモークサーモン・紫蘇飲料「リ・ライフ」などがあります。今後ともブランド化によるＰＲ活動をより活発に行い、知床の特産品を多くの人々に知って頂きたいと思っております。

冬のイベント

毎年２月初旬から３月下旬まで開催される「知床ファンタジア」。中でもレーザー光線と大音響が創り出す「オーロラショー」は迫力満点です。

「知床ファンタジア」は、知床の厳しい寒さを逆に楽しむ冬のイベントです。昭和３３年に知床の夜空に現れた本物のオーロラの感動を何とか再現したいという想いから生まれました。ウトロ地区にて毎年２月上旬～３月下旬まで開催され、ダイナミックな音響とレーザーが織りなすオーロラショーは、幻想的な空間を創り出します。その他「知床五湖へ行く歩くスキー」や「スノーシューによる自然探索」などのプログラムが多数あり、冬の知床を満喫出来るイベント盛りだくさんです。知床の魅力は、人間性を取り戻し、自分自身を見つめ直す事が出来る場所だと思っております。是非知床にお越し頂き、心身共にリフレッシュしてください。（文・石川）

口コミで広がった 斜里町の新名所「天に続く道」。峰浜地区から国道３３４号線を見下ろすと、どこまでも続く直線な道が目の前に出現します。