【第4章】お金の予定は特によく狂う

――入る予定より、出る予定のほうが仕事が早い。

【登場人物】
・男
・妻

男、電卓とにらめっこ。

男:「老後の資金計画、できた!」

妻:「どんな感じ?」

男:「年金、貯金、生活費……」

電卓を叩く。

男:

「贅沢しなければ、なんとかなる!」

妻:「じゃあ安心ね」

男:「うん。静かに暮らそう」


数年後。

老後になった男。

男:「なあ」

妻:「何?」

男:

「会社つくりたい」

妻:「静かに暮らすんじゃなかったの?」

男:「あと、本も出したい」

妻:「はい?」

男:「映画も作りたい」

妻:「増えてるわよ」

男:「全国も旅したい」

妻:「ちょっと待って」

男:

「人生、面白くなってきた!」

妻:

「老後に加速しないで!」


妻:「で、老後の資金計画は?」

男、昔の計画書を見る。

男:

「全部、作り直しだな」

妻:「足りないの?」

男:

「お金じゃない」

妻:「え?」

男:

「時間が足りない」

妻:「あなた何歳まで生きるつもり?」

男、電卓を叩く。

「……計算上、128歳」

妻:

「そこから資金計画を直しなさい!!」




いかがでしたか?笑っていただけましたか?

老後に必要なのは、お金。

そう思って計画していたら――

老後になって夢のほうが増えてしまった。

人生、だいたい予定外。

夢を始めるのに遅すぎることはありません。

ただし、やりたいことを増やしすぎると――

人生100年では足りなくなります(笑)。