中古車販売業者様より、
「エンジンがかかんない!修理よろしく~!!」
というご連絡をいただきました。
車両は
トヨタ クラウンエステート(JZS171・D4エンジン)
事前に
「IG ON時、エンジンチェックランプは点灯しますか?」
と確認したところ、点灯していないとのこと。
簡単な点検方法をお伝えしましたが、
「できればそちらで点検してほしい」とのことで、
レッカーにてご入庫となりました。
入庫後の状態確認
まずは現車確認。
- IG ON→ エンジンチェックランプは点灯しない
- スキャンツールでマルっとスキャン→ ECUと通信不可
ガソリン車(ECU車)で、ECUが存在しない車両は存在しません(笑)
あるのは、ECUが
「動けない」「黙っている」理由だけです。
ただ、通信できない=ECU不良
と決めつけるのは、まだ早すぎます。
点検方針
ECUが作動していない場合、
-
ECU電源
-
ECUアース
を確認するのが基本ですが、
今回はトヨタの直噴エンジン。
この世代のトヨタ直噴で
ECUが突然沈黙するケースで、
経験上まず疑うべきポイントがあります。
それが
👉 VC(リファレンス電圧)系のショート。
特に
フューエルプレッシャーセンサー(FPS)の内部ショートによる
ECUダウンは、定番と言っていいトラブルです。
実際の点検内容
いきなりFPSを疑いたいところですが、
場所が場所だけに、まずは作業しやすいところから順番に進めます。
-
この車両でVC電圧(約5V)を使用しているセンサーを確認
- インマニプレッシャーセンサー、スロットルポジションセンサーなど、アクセスしやすいセンサーのコネクターを一つずつ外し、VC電圧を測定。
このとき、ショートしているセンサーのコネクターを開放したら、5VのVC電圧が復帰します。
エンジンの圧力センサーにアクセスしているところ。

0.12Vでアウト。
エンジンルームの上側からアクセスできるセンサーはすべて同じ状態。
結果は、
-
VC電圧は復帰せず
-
ショート状態を維持
そして最後に
**フューエルプレッシャーセンサー(FPS)**のコネクターを外したところ、
-
VC電圧が正常値(約5V)に復帰
-
ECUとの通信も即座に復活
予想どおり、
👉 FPS内部ショート → ECUダウン
という流れでした。
ECU復帰後の状態
FPSコネクターを外した状態では、
-
ECU通信:正常
-
ただし
-
フューエルプレッシャー値:0
(コネクターを外しているため当然)
-
フェイルセーフでエンジンがかかるか?
と一瞬期待しましたが、
残念ながらクランキングのみで始動せず。
修理と結果
原因が特定できたため、
-
フューエルプレッシャーセンサーを新品交換
交換後、
-
エンジン:一発始動
-
マルっとスキャン:異常なし
-
DTC:なし
オールグリーンでパーフェクト~![]()
おわり![]()
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