晩御飯は今季最後のおでんでした。

・・・あれ、もう春だから今季とは言わないか。

まあ、いいや。

 

 

具材は、すじ肉・大根・厚揚げ・じゃがいも

こんにゃく・ちくわ・平天・ごぼう天

たまご・竹の子・白ネギ・わかめ・湯葉

餅入りきんちゃく。

家庭によって、色んな具材が入っていて

面白いよね。

 

うちの相方さんは、私が作るおでんが

どこの店よりも一番好きだって。

そりゃそうでしょう。

あなた好みに作ってるんだから(*´艸`)

 

ところで世の殿方は、おでんは簡単な料理と

思っている節がないですか?

相方さんは、切った材料を全部鍋にぶち込んで

後は放ったらかしで

煮込んでおけば出来ると思っているみたい。

だから「今夜はおでん良いよ」とか、

「楽ちんでしょ」なんて言うんだよね。

違うんだよなあ、これが。

意外と手間が掛かるのよね。

 

あく抜きしたり、油抜きしたり、

すじ肉を柔らかく茹でたり、

大根は竹串がすっと通るまで下茹でしたり、

卵を漬け込んだり、

下ごしらえの方が手間が掛かる。

出しで煮る時間って、結構短い。

長時間煮込まなくても、

出しに浸しておけば

調味料の浸透圧で味が染みていくからね。

煮込んで良いのはすじ肉とこんにゃくくらい。

煮過ぎるとパサパサになる練り物や厚揚げは、

食卓に出す直前に鍋にON。

 

ちゃんと食材の香りと食感があって、

程よく味が染みて、

其々が丁度良い塩梅で仕上がった時に

「おっしゃあ!」と

幸せを感じる主婦の醍醐味でございます。

 

まあ・・相方さんに

そんな事を知ってもらう必要はありません。

肌寒い春の始めの夜に暖かいおでん。

平和じゃ。

 

ちなみに、私は

二日目のおでんが好きではありません。

味が染みすぎやねん。

父ちゃんは大好きなので、

タッパに詰めて、弁当に持たせます。

おしっ!