夜10時「骨が折れたみたい」と

息子から電話があり、

慌てて駆けつけ、救急車を呼んだ。

 

救急搬送を拒んでいた息子だったが、

救急医療機関案内に問い合わせて

当日の医療機関を案内されるも、

居住区内の病院がなく、

おまけに当直が専門外な為、

レントゲンを撮って

痛み止めを処方してお帰りいただく

程度の処置しかできないとのことで、

病院への行き帰りで患部を動かし、

骨がズレることが不安で

救急搬送をお願いした。

 

結果、我が家から

車で10分以内の病院に搬送され、

即日入院することができたので

ラッキーだった。

 

CT画像を見ると大腿骨ぽっきり。

下肢に痛みを感じないもので

本人は安易に考えていたようだが、

こんな脚を動かしてたら

絶対にズレてたよね。

痛みは体を守るためのセンサーだと

改めて実感。

 

何だかんだで家に帰り着いたら

空が明るくなっていた。

 

明けて翌日、夕方から手術。

夜10時半に手術が終わって、

後は回復を待つばかり。

 

今回、付き添いの為に

初めて救急車に乗った。

いや、すまん。

本人が苦痛を訴えていなかったし、

初めてなもので、

思わず車内をキョロキョロ観察したわ。

所狭しと色んな物が装備されてるんやね。

乗り心地はかなり悪かった。

 

救急隊の方達には大変お世話になった。

話しかける口調が皆穏やかで

優しかったのが印象的だ。

ありがたい。

 

息子は必要以上に

他人の手を煩わせるのが嫌いだ。

それはそれで良い事だ。

でもそれで、

治療を長引かせることもある。

大事に至ることもあるだろう。

確かに、

これしきの事で救急車を呼ぶなよ

のケースもある。

でも不安が大きいと迷ったら

救急に頼って良いのだよ、と

覚えておいて欲しいものだ。