今年の超大型連休
中学の同窓会がある
ウザい、ちびシバタが欠席するそうだ
4月に手術をするからだ
ちびシバタの
「こいつ中学の時、俺の事好きやってん」
発言にはウンザリしていた
来なきゃ良いのに、と思っていたが
病気で欠席と聞くと、ちくと胸が痛む
ゴメン、うんこ爆弾破裂させて
ズボンの裾をうんこまみれにしたの
私やねん
中学生の頃
駅の裏手の、急坂の上に
小さな稲荷神社があった
お参りの人も殆どいない、薄暗い境内は
学校帰りの私たちの、遊び場だった
ある日、爆竹を持ってる奴がいたので
犬のうんこを拾ってきて
火をつけた爆竹をセットして
坂の途中に仕掛けてみた
坂の下にいた、ちびシバタに
「上がっておいでよ」と声を掛けると
子犬のように喜んで、駆け上がってきた
ちびシバタがうんこ爆弾の横を通るとき
破裂
タイミング良すぎ
ゴメンよう
そんなに上手くいくとは
思ってなかったんだよう
実際、もう一発は不発だったし・・・
制服のズボンを脱がせて
駅の水道で洗ってやった
ちびシバタはぱんつ1丁で
「おおうっ、おおうっ」と大声で泣いていた
何が起こったか、判らなかったようだ
良かった、ホッ・・・ ←コラッ!
それから私は
ちびシバタには優しくなった
小遣いが足りなくて
いつもピイピイ言っていたので
学校帰りに、菓子やチェリオを奢ってやった
それが勘違いの元だろう
ちびシバタは
背が伸びて、ちびではなくなったし
すっかりオッサンになったのに
今だに
「こいつ、俺の事好きやってん」と言う
うんこ爆弾の共犯たちも、素知らぬ顔
カンベンしろよ、と思うけど
ま、ほじくり返さないのが
お互いの幸せかも知れない
あれから50年近く経つけど
思い出す度、今でも胸がちくちく痛む
ごめんね
ちびシバタにとって
笑い話になっててくれたらいいな
あの頃、ケチってチェリオにせずに
ファンタを奢ってやれば良かったかな
・・・なんて、くだらないこと思ってる
次の同窓会で会ったら
ファンタ奢るね
