【毒親】【毒祖父母】中途半端な毒レベル。だからこそ苦慮することがある。 | 毒親と毒祖父母を持つ毒娘の毒吐き場【毒母・毒父・毒祖母・毒祖父】

毒親と毒祖父母を持つ毒娘の毒吐き場【毒母・毒父・毒祖母・毒祖父】

子供の頃の辛い思い出、今現在も続く辛い出来事、恐怖の世代間連鎖。ここに吐き出して発散して、少しでも子への影響を少なく、自分の傷が薄くなりますように。

今まで毒親&毒祖父母エピソードを書いて来た。
でも、実際のところ私の両親&祖父母の毒レベルは、すごく中途半端なものだと思う。

精神的に辛い出来事はたくさんあったけど、直接的な暴力を振るわれたことは無い。
物を投げられたり壊されたことも無い。
食事を抜かれたことも無い。

父は煙草は吸うけど、母&祖母&祖父は吸わない。
父&母&祖母はお酒に弱く、さほど飲まない。
祖父も嗜む程度。
両親&祖父母ともに、ギャンブルは一切やらない。
近所付き合いもあり、それぞれ友人もいるようだ。

何より私の弟にとっては、両親&祖父母は毒では無さそう。
子供の頃から、弟は両親や祖父母がいる部屋にずっといて、部屋にいることはほとんど無かった。

はたから見たら、何の問題も無い両親・祖父母に見えるだろう。

私が辛かったのは、
頻繁に目の前で繰り広げられる夫婦喧嘩、嫁姑(+祖父)喧嘩。
その度に双方ががそれぞれ私に相手の悪口を言ってきたり、それに同意を求めてきたり、私に八つ当たりしてくること。
ダブルスタンダードな対応。
私の話は一切聞いてくれず、私が全て悪者であるように決め付けて怒ること。
「育て方を間違えた」と言われたこと。
他にもたくさん。

でも、私の体には、あの人達に付けられた傷はひとつも無い。
夫婦喧嘩、嫁姑喧嘩なんて、どこの家庭にでもあるだろう。
ダブルスタンダードも、一切無い人なんてそんなにいないんじゃないだろうか。
誰だってイライラしてしまって、暴言や悪口を吐いてしまうこともあるだろう。

母は、なぜか私の皮膚疾患にだけは理解があり、定期的に病院に連れて行ってくれた。
母が、私に多めに食事を作って私が食べれない時に怒るのは、「足りなくてお腹が空いてしまうより良い」と、私のことを思って作り、「せっかく娘のためを思って作ったのに、残されて悲しい」という気持ちから怒ってしまっていたのかもしれない。
父が、私のことをバカにしながら話題にするのは、それが父の愛情表現なのかもしれない。
祖父母が、何度注意してもひ孫(私の子ども)に食べ物を与えようとするのは、単に「何かしてあげたい」という気持ちが強過ぎるだけかもしれない。

相手の立場で色々考えると、今まで私が受けた仕打ちも、なんとなく「悪気があったわけでは無いんだろうな」と、思いを巡らせることが出来なくも無い。
私にとっては、どれも紛れも無く辛くて痛い思い出だし、「悪気が無ければ良い」というものでも無いけど。
でも、両親&祖父母が「人としてどうしようも無いレベルでは無い」のだろうな、とは思う。

だからこそ、苦慮することがある。

どこかに相談出来るレベルでは無い。
私にとっては大問題でも、世間様からしたら今日の献立を考えていたら一瞬で忘れるレベルの話だろう。
はたから見たら問題の無い両親&祖父母と距離を取ろうとしても、誰にも理解されないし、実行しようとすれば私や家族が非難される。
「神経質過ぎ」
「お前の忍耐力が無いだけ」
「大げさ」
「お前の歩み寄りが足りない」
「相手に悪気はない」
「相手は年寄りなんだから仕方無い」
私自身、差し迫った危険があるわけでは無いので、踏み切れない気持ちにもなる。

私はこうやって一生、解けない呪いを背負って死んでいくんだろう。