2017夏至の太陽 | 日々のさまよい

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さて、2016冬至伊勢行を連載中ですけれど、なんとも遅い更新でいまだ道半ばとなっており、ついには7月となってしまいました(泣)

 

そこでともあれ、先日の夏至に訪れた伊勢の朝陽と、三輪での夕陽をご紹介させて頂きます。

 

ただ、夏至当日の6月21日は伊勢市に波浪警報が出るほどの荒天で大雨でした。

二見興玉神社における夏至祭も土砂降りのなか催行されて、洋上を覆う分厚い雨雲が太陽の顔出しを阻みました。

 

そこで翌22日、朝05:00から内宮へと参拝する前に、二見へ再び訪れることにしました。

 

 

 

 

04:30ごろ、あと10分ほどで日出の時刻となります。

水平線の上には、まだぶ厚い雲が重なっていますから、スグには太陽も現れないようです。

 

 

 

 

ともあれ手水を使って富士見橋の手前から、夫婦岩と明るくなって来た空をアップで撮りました。

雨はすでに上がっており、上空の雲もなくなっていますから、せめて陽光くらいは見せて頂けるだろうと期待します。

 

 

 

 

富士見橋の上から全景。

この時04:38ですから、間もなく日出時刻となります。

 

 

 

 

本殿。

その前には、大祓の大きな茅の輪が設置されていました。

 

 

 

 

本殿裏手、日の神遙拝所からの様子。

すでに太陽は水平線上に出ている筈ですが、まだ姿を現しません。

 

 

 

 

いったん富士見橋へと戻り、夫婦岩の間から朝陽が望めるものかどうか確かめますが、雲が厚く太陽を阻んでいます。

 

 

 

 

そうして境内をウロウロし、日の神遙拝所から少し向こうまで行ってみようと思った時、雲間から朝陽が輝きはじめました。

 

 

 

 

すかさず、鳥居の中から太陽の光を捉えるサチエ。

 

 

 

 

禊橋へ向かう中ほどで、海に浮かんだ光の道と朝陽。

 

 

 

 

どうにか陽の光を見ることができホッとしたサチエが、カエルさんと和みます。

 

 

 

 

陽光と夫婦岩をバックに、カエルさんと記念撮影。

 

 

 

 

これが、ほぼ正しい遙拝の方向。

 

雲に隠れて見えませんけれど、夫婦岩〆縄の向こうに富士山があり、その真上から太陽が昇っている筈です。

 

 

 

 

ということで、二見興玉神社を後にして、内宮へと向かいます。

 

 

 

 

駐車場の堤防から、もう一度、朝陽を望みました。

この日はこの太陽を西へと追って、奈良県の三輪で夕陽を遙拝します。

 

 

 

 

 

 

そうして内宮から瀧原を経て三輪へと入り、大神神社をひと巡りして参拝を済ますと、最後に桧原神社へ車で到着です。

 

駐車場から夕陽が望めました。

 

 

 

 

急ぎ、桧原神社へと向かいます。

右向こうには三輪山。

 

 

 

 

元伊勢最初の倭国笠縫邑「磯堅城の神籬」に比定される大神神社摂社の桧原神社。

 

日の神アマテラスは、かつてここに崇神天皇皇女である豊鋤入姫命の奉斎によって鎮座され、後にその任は垂仁天皇皇女の倭姫命へと引き継がれ、諸地方遍歴の後に伊勢へ遷られたとのことです。

 

 

 

 

境内へ入り、ともあれも日没方向を見やると夕陽が望めました。

 

 

 

 

アップして撮った夕陽。

この姿をようやく遙拝できたことで、やっとひと安心できました。

 

 

 

 

最後ですから落ち着いて、ゆっくりと桧原神社を参拝させて頂きます。

 

 

 

 

三つ鳥居。

 

これは先の第62回式年遷宮を終えた伊勢神宮から、倭姫宮の参道鳥居に使われていた古材を一昨年3月に譲り受け、同年11月に建て直されたものだそうです。

 

 

 

 

向かって左手には、1986年(昭和61年)に鎮斎された豊鍬入姫宮。

 

 

 

 

参拝が終わって帰ろうとした時、杜の間から、ようやく丸い夕陽が見えました。

この時19:00ごろで、日入時刻は19:13でしたから、まさにラストチャンスでした。

 

有り難や〜、ですね。

 

 

 

 

丸いお姿を、ハッキリと見せて頂きました。

 

 

 

 

これにて、この夏至伊勢行は満願となりましたから、三輪山さまへも感謝です。

毎度ありがとうございます〜

 

 

 

 

帰る途上、目の前に広がった残照に染まる空。

 

三輪から国道169号線を北へ少し進むと、コンビニに寄ろうということになり、黒塚古墳展示館の駐車場も兼ねているサークルK天理柳本店の広い駐車場へ車を入れると、この風景に出会いました。

 

 

 

 

田植えが終わったばかりの水田にも、夕焼けが映えています。

 

 

 

 

思わぬ太陽のお見送りを受けることができ、感慨ひとしおでした。

 

 

 

(おわり)




 

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