いよいよ手術である。
午後1時に呼び出しがあり、看護師さんと一緒に歩いて手術室へと向かう。
手術室の横の控室のようなところで、温められたバスローブとバスタオルで身体をくるむ。
体温を下げないためとのこと。
ヘアキャップも被った。
手術台に寝て、最終確認。
名前、どんな手術かなど、訊かれることに答える。
酸素マスクをつけて、静脈に針を刺されて、マスクから出る気体のニオイがかわって、静脈からの注入にちょっと痛みを感じて、、、。
手術室には音楽が流れていて、
(あ、これ星野源だ、、、)
そこで記憶は途切れた。
次の記憶は、
「右の鼻から出血。鼻血が出てる。ワセリン塗布」
という言葉だった。
全身麻酔だったので呼吸のためのチューブを鼻から挿入していて、それを抜くときに擦れてちょっと出血したようだ。
病室(当初は4人部屋だったが個室が空いたそうで手術後は個室となった)に移ってからも、まだぼんやりしていたが、呼吸がしづらかった。
というのも、右の鼻の穴には鼻血止めのガーゼが詰められて、左の鼻の穴には経鼻経管栄養のためのチューブが胃まで通されて、どうもツライ。
舌は手術で腫れているし、口呼吸で口の中は乾くし、さんざんであった。
が、鼻血も止まり、なんとか鼻呼吸ができるようになって、やっと眠ることができた。
次に気になったのが、尿管バルーン(尿管カテーテル)。
痛気持ち悪くて、尿意もある。
麻酔から完全に覚めて起き上がれるようになってから外してもらった。
バルーンからの解放!
そしてトイレで自尿🚽
とはいえ、
・心電図などのベッドサイドモニター
・血中酸素濃度をみるパルスオキシメーター
・点滴
・栄養のための鼻チューブ
これらに繋がれているので、身動きしにくい。
でもまあ、とにかく手術は無事に終わった。