「これは、こうだ」
っていう、理解というか捉えかたというか、決めつけというか。
いや、ま、確かに、そのひとのなかにおいての「こたえ」は、それなんだろうけど、さ。
でも、そもそも「こたえ」だけを求めてたんじゃなくて。
「あのね、これがね、、、」って言いかけて、
「あー、それね。こうでしょ」って返されて。
いや、そうじゃないんだけどなー。
あのね、これがね、こうなって、それでね、あれがこうなって、そのときこれはこんなふうで、、、。
あ、そっか。
わたしは過程を楽しみたいんだなぁ。
あははー。
そうね。
音楽も、過程を楽しむものだわね。
最初と最後の和音だけ聴いてわかったつもりになる?
時間の短縮ができるからと早送りで聴く?
映画や小説なども、あらすじだけを知っていても、それを味わったことにはならないもの。
ひともそうよね。
思いっきり大雑把にまとめたら、みんな同じになるよ。
「生まれました。そして、死にました。」
そう、みんな同じだわ。
人生って、過程なんだね。
だからときどき面倒くさくなったりもするんだけど。
過程を飛ばして、結論へと行きたくなるときがあるけど。
結論は、みんな同じ、「死にました。」だもの、おもしろくない。
「生まれました」から「死にました」のあいだの過程が「生きている」ってことなんだな。
その、「それぞれの過程」が「それぞれの人生」で。
同じものはひとつとしてないんだよね。