保育園の保護者会で問題解決:「菓子折を渡すvs渡さない」 | 英語と仕事と子育てと。

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保護者会で使えた問題解決ツール
 
かなり前の話しになりますが、こどもの通っている保育園での保護者会に出席したとき、こんなことがありました。
 
近所の小学校のために活動しているボランティアの方が、保育園が近いということで、保育園近辺の見回りも行ってくれているとのこと。保育園のまわりは道が広くなく、近隣住民から「お迎えの車がとまっているせいでうちから車が出せない」という声もあったので、交通整備をしてもらえることは本当にありがたいことです。
 
それをある保護者委員会の方が話し、それを理由に、みんなから集めた「保護者会費の一部を使って菓子折を差し上げよう」と提案しました。しかし一方で、「その方達はそもそもボランティアで、しかも小学校を見るためのついででやっており、私達がわざわざ頼んだことではない。費用は保護者会が保育園のためにせっかく集めたのだから、そういうことに使う必要はないのでは。」という意見が出ました。議論は平行線を辿り、なかなか結論に至りませんでした。
 
そんな中、私は双方の意見に賛成でしたが、それをうまく説明できないものかと思いました。そこで思い浮かんだのがこれ。
 
       ← ボランティアの方に感謝の気持ちを伝える ←  菓子折りを渡す
みんなで助けあい、幸せに暮らし続ける                       ↓↑     
       ← 保護者会のお金を大事にする       ← 菓子折りを渡さない
 
一番右側は手段、真ん中は要望、一番左は共通目標です。この図に沿って以下のように説明と提案をしました。
・  ボランティアの方達に菓子折を渡したいのも、渡したくないのもなぜかは理解できるしその理由には賛成 (双方の要望に同意)
・  渡したいのは、「感謝の気持ちを伝えたいから」、渡さないのは「保護者会のお金を大事にしたいから」、だとしたら、「感謝の気持ちを伝えつつ、保護者会のお金を大事にする」ことってできるんじゃないか? (双方の要望は両立できることを示唆)
・  菓子折を買うのは感謝の気持ちを伝えるひとつの手段であるので、感謝の気持ちを伝える他の方法を考えるのはどうか (要望をかなえるための手段はひとつだけではない。他にもある。)
・  例えばこのボランティアの方が保育園のまわりの駐車について見回ってくださってることは知らない人もいる(事実私も知らなかった)そこでもっとこのことを周知し、ボランティアの方達をみかけたら感謝のことばをその場で伝えるようにする。ボランティアの方達は地域をよくするために活動されているので、「ありがとうございます」のひとことで十分感謝の気持ちが伝わるのではないか。(双方の要望を満たす解決策を提示)
 
これを聞いた保護者会の皆さんが気持ちよく同意してくださり、みんな拍手までして意見を受け入れてくれました。
 
 
保護者会やPTAで意見が衝突することはよく見かけますよね・・^^;
でも、「どっちの言い分もわかるような気がするなぁ」というとき、このツールを使うとなぜ自分が双方に同意しているのかがはっきりとわかって、かつこれをうまく説明できるようになります。そして更に2つの要望がわかることによって、解決策も考えやすくなる。
 
この「クラウド」というツールの使い方はこの本を参照するのが一番ですので、もし興味があったら見てみてくださいね。