英語と仕事と子育てと。

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こどもの考える力を育てたい親の気づきブログ。
仕事で英語使ってたり、海外ドラマ好きなので英語関連の話なんかもします。

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問題解決のツール、教育のためのTOCを家庭で使い始めてから私の中でこどもに対する考
え方の大きな変化がありました。それは、


こどものできること、できないことを決めつけない


ということ。以前までは◯◯ちゃんはまだ保育園だからお料理のこれをするには早いよね、とか、まだ◯才だから算数はこれくらいのやさしさがちょうどいいよね、など年齢と照らし合わせて彼女のできる・できないの基準を決めていたのです。でも日常の中で生じる対立を解決しようとするとき、こどもは大人が考えつかないような解決策を提案してきてくれたり、自ら考えた答えに沿って、想像よりもずっとしっかりと責任を持ってアクションに起こしていたのを見て、「あぁ、自分はこどもの能力を決めつけていたな」と痛感させられました。

※ こどもとの対話(教育のためのTOCの「子育て」カテゴリ)

そして実は、同じように家庭でツールを使っているママ・パパさん達に聞いてもまさしく同じ意見であることが多いのです。


一度こどもの考える力に限りないポテンシャルがある、と思うと、他のこと、、例えばリンゴの皮をむくといった手先を動かすことにも「お母さんが教えて、見ててあげるからやってごらん」と挑戦させてあげようという気持ちになります。


その子が何か挑戦しようとするとき、「できない」という前提で育てるのと、「できる」「可能性がある」という前提で育てるのとでは、大きな違いを生み出しそうなことは言うまでもないですが・・


「信じろといっても子どもは子どもだしねぇ」と思っていた私のスタンスをがらりと変えたのはやっぱり、実際に娘とツールを使って対話することで自分の「こどもはこんなもんだ」「こどもはこの程度しか考えてないはずだ」という思い込みがワラワラと発見され、実は娘は力を持っていたことがどんどんとわかったからだと思います。

保護者会で使えた問題解決ツール
 
かなり前の話しになりますが、こどもの通っている保育園での保護者会に出席したとき、こんなことがありました。
 
近所の小学校のために活動しているボランティアの方が、保育園が近いということで、保育園近辺の見回りも行ってくれているとのこと。保育園のまわりは道が広くなく、近隣住民から「お迎えの車がとまっているせいでうちから車が出せない」という声もあったので、交通整備をしてもらえることは本当にありがたいことです。
 
それをある保護者委員会の方が話し、それを理由に、みんなから集めた「保護者会費の一部を使って菓子折を差し上げよう」と提案しました。しかし一方で、「その方達はそもそもボランティアで、しかも小学校を見るためのついででやっており、私達がわざわざ頼んだことではない。費用は保護者会が保育園のためにせっかく集めたのだから、そういうことに使う必要はないのでは。」という意見が出ました。議論は平行線を辿り、なかなか結論に至りませんでした。
 
そんな中、私は双方の意見に賛成でしたが、それをうまく説明できないものかと思いました。そこで思い浮かんだのがこれ。
 
       ← ボランティアの方に感謝の気持ちを伝える ←  菓子折りを渡す
みんなで助けあい、幸せに暮らし続ける                       ↓↑     
       ← 保護者会のお金を大事にする       ← 菓子折りを渡さない
 
一番右側は手段、真ん中は要望、一番左は共通目標です。この図に沿って以下のように説明と提案をしました。
・  ボランティアの方達に菓子折を渡したいのも、渡したくないのもなぜかは理解できるしその理由には賛成 (双方の要望に同意)
・  渡したいのは、「感謝の気持ちを伝えたいから」、渡さないのは「保護者会のお金を大事にしたいから」、だとしたら、「感謝の気持ちを伝えつつ、保護者会のお金を大事にする」ことってできるんじゃないか? (双方の要望は両立できることを示唆)
・  菓子折を買うのは感謝の気持ちを伝えるひとつの手段であるので、感謝の気持ちを伝える他の方法を考えるのはどうか (要望をかなえるための手段はひとつだけではない。他にもある。)
・  例えばこのボランティアの方が保育園のまわりの駐車について見回ってくださってることは知らない人もいる(事実私も知らなかった)そこでもっとこのことを周知し、ボランティアの方達をみかけたら感謝のことばをその場で伝えるようにする。ボランティアの方達は地域をよくするために活動されているので、「ありがとうございます」のひとことで十分感謝の気持ちが伝わるのではないか。(双方の要望を満たす解決策を提示)
 
これを聞いた保護者会の皆さんが気持ちよく同意してくださり、みんな拍手までして意見を受け入れてくれました。
 
 
保護者会やPTAで意見が衝突することはよく見かけますよね・・^^;
でも、「どっちの言い分もわかるような気がするなぁ」というとき、このツールを使うとなぜ自分が双方に同意しているのかがはっきりとわかって、かつこれをうまく説明できるようになります。そして更に2つの要望がわかることによって、解決策も考えやすくなる。
 
この「クラウド」というツールの使い方はこの本を参照するのが一番ですので、もし興味があったら見てみてくださいね。
ガールスカウトに行きたくない、でもガールスカウトは楽しい、という娘の気持ちを聞いてみました。問題解決のツールに従って、ポストイットぺたぺた。ことばは娘がいったことそのまんまを書いています。

そして彼女のロジックを確認。


A-B みんなといっぱい楽しく過ごすためには、みんなと活動する必要があるんだね?
B-D みんなと活動するためには、ガールスカウトにいく必要があるんだね?

A-C みんなといっぱい楽しく過ごすためには、家で自由にあそぶ必要があるんだね?
C-D' 家で自由にあそぶためには、ガールスカウトに行ってはいけないんだね?

B-D みんなと活動できて、その上 家で自由に遊べたら最高?

と聞いたら、「うんっ」と答え、「お母さん、わたし考えるの早くなった!」といってすぐにピンクのポストイットに解決策を書いていました。

「ガールスカウトはとにかく行って、帰って来たらまた遊ぶ(はんぶんづつ)」
「次の日曜日は行かないで、その次のガールスカウトは行って、それを繰り返す」


こどもがちゃんと考えて自分で自分のことを決める瞬間は、毎回すっごく嬉しい。