*2012年のことです

 

 

小学校3年生の終わりにミュージカルやダンス、歌を習い始めた娘が

2年前にアニーのオーディションを受けました→こちらの投稿

 

結果はもちろん惨敗で、娘は生まれて初めての挫折を味わったのですが

その後彼女は有言実行

ものすごいレッスンと自主練習をして1年後のアニーの模試では

トップの成績でした

 

ところがその年はまさかの書類審査で落ちてしまいました

小学5年生だったのでまさにアニー役の年でした

挑戦もできずに終わってしまったことで娘はもちろん

私も本当に辛かったです

 

しばらくアニー関係は見たくないと流石の娘も思っていたようで

レッスンはしつつも力は入っていませんでした

 

このまま挑戦をやめてしまっても仕方ないのかもしれないなと

思ってはいたのですが、この1年の努力は何らかの形で

昇華させてあげたいと考えて

思い切ってお教室を移ることにしました

 

新しいお教室は大きな公演もたくさんしており、有名な舞台も

たくさんありました

そのお教室に入ったタイミングが公演のキャストオーディションで

娘はそれを受けて主要キャストに抜擢されました

 

今まで娘がやったことのない役柄でしたが、その役をすることで

かなり娘自身も成長しました

 

そしてまた11月、アニーオーディションの時期になり娘はやっぱり

挑戦しました

今回はすんなり書類審査を通過

 

アニーのオーディションは3日間です

1日目・・
1次審査はTOMORROWの一部を歌う審査

人数が多いので集合時間は割り振られ朝から夕方まで審査があります

娘は集合が17:15 でした
18:15に一時解散し18:45再集合で発表です

 

アニーが好きな方ならわかると思いますが発表は日テレのロビーに

張り出され、そこで子供たちの悲喜交々があります

 

娘は前回と違って最初から引き締まった表情で審査に行きました

終わってもどうだったか自分では良く覚えていないくらいの状況でした

 

発表の時

私はとても近くで見ていられなかったのでロビーの入り口に立っていました

夫くんが娘の近くで見守っていました

雨が降って寒い日

 

「キャー!!」という喜びとも悲鳴ともつかない声が上がり

夫くんがこっちを見て拳を上げていました

娘が満面の笑みで走ってきました

 

 

2日目

2次審査は午前中が自由曲歌唱

その発表後合格者はダンス審査があります

歌がダメだとダンスはできません

 

娘は自分で選んだ自由曲を自信を持って歌ってきました

結果はこちらも合格

 

そして1番自信があるダンス審査

これは難なく合格しました

 

娘がずっと習ってきたお教室の先生は

子供だからといって簡単なダンスは教えませんでした

先生のフリを見て一生懸命ついて踊っていくということを

当たり前のようにやっていましたから

この審査は娘はいちばん得意だったのだと思います

 

3日目最終審査は月曜日だったので学校はお休みしました

 

この日もまずは歌唱審査

Tomorrowをフルコーラスで歌います

娘が前々日の雨が祟ったのか少し喉の調子が良くありませんでした

できる限りの力で歌ってきましたが、手応えはなかったようです

 

ここを通過すれば次は演技です

娘は演技に自信があったのでどうしても残りたかったのですが

最後の五人になれませんでした

 

だけど前回のような気持ちはありませんでした

泣いてはいたけれど清々しさもありました

やれることはやったという、やり切ったという気持ちが

見て取れました

 

昨年で諦めず挑戦して良かったです

お教室をかえたのも良かった

娘がまた一つ大きくなりました

 

 

アニーの舞台には立てなかったけれど

貴重な経験をしました

アニーのおかげです

 

 

どんなに努力をしても叶わないことがあるということを経験できたことが

嬉しい

前の失敗から努力をして最終審査まで残るという結果を自分で掴めたことが

嬉しい

 

スポーツでしか得られないと思っていたけれど

なんでも一生懸命努力して目指していけば子供は成長していくのだなあと

思いました

 

娘ちゃん良く頑張りました

ママも見てるしかできなかったけれどたくさんの経験ができたし

娘ちゃんの成長を目の当たりにできました

ありがとう〜