今週は平標へリベンジに行くぞ!と思っておりましたが、朝の行動開始が遅れてしまい、急遽浅草岳へ行ってきました。
寝坊した訳ではありません・・・
歳を重ね、昔とは違い、早起きは苦ではなくなりました。
それどころか、日頃からもっと寝ていれば良いような時間から、ゴソゴソ活動するようになりました・・・
やれやれ・・・
浅草岳は1500mちょいの山ですが、冬の厳しさと積雪の多さが手伝ってか、山頂付近は草原や湿地などが広がる人気の山です。
田中澄江の新花の百名山の一つでもあります。
7月のヒメサユリの季節は、多くの登山者で賑わいます。
毎年9月最終週辺りから紅葉が楽しめます。
そんな浅草岳も平日には誰も居ない事もしばしありますが、今日は駐車場には先行者の車が数台ありました。
平日登山者の私は、登って帰って来るまで独りっきりという事も少なくありませんが、今回は心強い感じです。
ネズモチ平から直登コースが短時間で踏破出来て好きなのですが、今回は久々に桜ゾネから入ります。
ここのルートから入ったばかりの所にある大きなブナの原生木が好きです。
道中、車で通れる林道(ゲートあり)を30分歩きます。
カメバヒキオコシやサラシナショウマ、トリカブト、ダイモンジソウなどが咲いていました。
桜ゾネまで来ると、八十里越え方面でしょうか雲海が広がり、それが滝雲となって降り注いでいる様が見えました。
ブナの原生林を登って行くと、ホコリタケのカワイイ群生にあいました。
途中の嘉平与のポッチ(かへよのポッチ)まで登ると、既に下山してきた方が休んでおられました。
山頂はガスで眺望が利かないとの事。
あまり早く登ってもという事で、しばし山談義となりました。
途中追い越してきた方々にここで再び追い越されましたが、楽しい時間となりました。
嘉平与のポッチを過ぎると草原を登り、前岳となります。
六十里からの縦走コースやネズモチ平からの直登コースも、ここら辺で合流です。
オヤマノリンドウがそこかしこにありました。
イワイチョウが黄葉し、草原に散りばめるように彩っていました。
残りほぼは木道歩き。
山頂の看板も見えてきました。
紅葉は例年より少し遅いか?いや、まずまずの進み具合としておきましょう。
池塘と守門岳
途中の小さな池塘はよく枯れずに残っていると思います。
20年前と同じ顔でいつも迎えてくれます。
モウセンゴケも紅葉です。
そして山頂
山頂標識ではなく、卍型に見える田子倉湖を。
山頂から真下を見下ろす。
田子倉ダムのバックウォーターにR252と只見線が見えます。
どうやら、途中でおじさんと山談義をしたのが良かったようです。
丁度良い時間調整になったようで、山頂からの眺望もまずまずです。
只見側。
ここに見える橋を渡り、右岸側の道路を走行中、クマに遭いました。
会津駒へ行った時の話です。
レンズを右に降ると鬼ヶ面山が見えます。
山頂から木道を見下ろすと紅葉はこんな感じ。
早坂尾根へ向かう斜面は、チシマザサの群生の緑も手伝って、綺麗なコントラストとなっていましたが、若干陽の入りが悪く、上手く写真に撮れませんでした・・・
これ以上待っても天候の回復は難しいようなので下山します。
途中、いつもキノコを少し採っている場所を覗いてみると、何と何とナメコが既に出ているではありませんか!
慌てて袋を用意するも、何と大量のキノコクダアザミウマに食われ、ヒダ側は既にボロボロです・・・
早く出過ぎた代償は、昆虫が多く活動している季節だった事もあって残念な事となりました。
勿体ないような気もしますが、全て残して帰る事になりました 泣
以上、9月30日の浅草岳でした。