失くしたもの

 

もうずいぶんと昔に失くしてしまったもの

 

それは何にも代えられない

 

何者もそれに代わることは出来ない

 

「あたしが失くしたものは、どんなことがあってももう取り戻すことはできない」

 

そんなことはわかっている

 

わかっているけど

 

あの魔王を一目見た瞬間

 

時間が恐るべき勢いで引き戻されたような感覚になった

 

その魔王は、他の魔王たちから「氷の魔女」と恐れられていた

 

言葉数は少ない、必要最小限も良い所

 

いつも言葉が足りないから

 

誰もが彼女を理解できるものではない

 

殆どの魔王が彼女を理解できない

 

まるでこの世の全てを見通しているようで

 

だからあまりにも理不尽な世界だということに辿り着いてしまうから

 

いつもどこか悲哀に満ちている感じがする

 

何よりその顔が、声がそっくりだった

 

「あたしは魔王テチカを見る度、ティーバを思い出してしまう」

 

ティーバと同じ顔で、同じ声で、似たような仕草で

 

あの魔王はティーバではない冷たい視線を向けて来る

 

そんな時彼女はティーバではないことを思い知らされる

 

ティーバはもうこの世のどこにもいない、そのことを何度も何度も思い知らされる

 

あの魔女と会うたびに私の心の一番大切なものを踏み躙られるような気持になってしまう

 

どうしてティーバと同じ顔で同じ声でそんなことを言うの?

 

「あたしを魔王と言う牢獄の中に閉じ込め自分はさっさとこの世から消えた、憎いティーバ」

 

そして、一番最初にまともに向き合って話してくれた愛おしいティーバ

 

「あなたを失くしてから、あたしの心には大きな穴が開いている」

 

それは、なにものにも埋めることができない

 

この穴はティーバだけが埋めることができる

 

でも彼女はもうこの世界のどこにもいない

 

「あたしがどれだけあなたのことが大好きだったか、あなたは知らないでしょ」

 

その気持ちは何万年経っても変わりはしない

 

「あたしはあの魔女が嫌いだ」

 

魔王テチカに何の罪もない、そんなことはわかっている

 

「でもこの感情は理屈ではないから」

 

魔王テチカが嫌いな気持ちは、もうどうにもならない

 

あまりにもティーバに似すぎていて、微妙に違うそれが耐えられないくらい切なくなる

 

この魔女はティーバではない

 

そんなことはわかっている

 

「でも、あたしの心は理屈では動かない、理屈では動かせられない」

 

魔王ミューヤの雷撃で肉片となった魔王サーマイオスは目の前で再生してしまう

 

「気持ち悪い」と言い残して気絶してしまったとき

 

そんな今まで言語化すらできなかった彼女の心が溢れている夢を見た

 

目が覚めると、肉片から再生した魔王サーマイオスに介抱されていて

 

骨や臓器、筋肉、最後に皮膚が再生する工程の気持ち悪さを思い出して

 

また吐いた

 

少し落ち着いてみれば、あれだけ魔王テチカを嫌っていた魔王パルフェは

 

スッカリ彼女に心を開いていた

 

薄々は感じていた、魔王パルフェは本当は魔王テチカに憧れていることを

 

その裏返しで嫌っていたのだと感覚では

 

彼女が素直になれたことを喜んであげるべきなんだろうけれど

 

気に食わない

 

感覚で物事の本質を感じ取ってしまう魔王ミューヤは

 

未整理状態に今の状況を認識している

 

魔王パルフェの策略の意図も、魔王テチカの気持ちも

 

あれだけ肉片にしてやったのに、魔王サーマイオスは自分を大切に思っている気持ちも

 

魔王ロドリアスや魔王グラード、そして魔王デスカラードのまっすぐな気性も

 

空間にいろんな思いが浮かんでいるような感覚で彼女は把握している

 

決して的外れではないが、未整理状態のため言語化はできない

 

ただ感覚だけは常に物事の核心を捉えている

 

「魔王テチカ、あなたの叡智と剣技の凄さは誰もが認めているけれど、あなたに代わる魔王候補がいたことを忘れないことね」

 

彼女はティーバのことを指して言ったのだが主語がないから意味がわからない

 

「私より優れた魔王種や準魔王は確かにいた、そのことは誰よりも私自身が自覚している」

 

それは魔王テチカの本心だった

 

 

魔王テチカが立つとき

 

彼女はたまたま運よく魔王に成り「剣帝」と呼ばれるようになっただけで

 

それが他の魔王種だった可能性は少なくは無かったと考えている

 

誰もが彼女の物言いがあまりにも鋭すぎるため

 

他の魔王たちを見下しているような感覚で彼女を捉えてしまうが

 

魔王テチカは他の魔王たちが思う程自己評価は高くはない

 

彼女の誇りは「剣帝」という名声には無い

 

彼女の誇りは魔物を幸せにすることに懸命に生きることだけだ

 

数万年もそのためだけに生きて来た

 

そして魔物たちを守るため魔王界を守って来た

 

誇りを自分ではなく、自分の生き方にあるものは他者の言動や評価に振り回されることなく

 

直向きにブレることのない歩みをすることができる

自分自身を誇っていないため、どんなに自分を貶められたとしてもその誇りは揺らがない

 

誇りの抱き方で、その者のその後は大きく変わって行く

 

自分を誇る者は他者の評価に揺らいでしまい易い

 

また自分の生き様より他者の評価に気を遣うようになりブレやすい

 

もちろん、全ての人がブレる訳ではない

 

自分の生き方に誇りを抱く者は、他者の評価に振り回されず

 

常に自分の生き方を見つめるためブレ難く日々磨かれて行くことが多い

 

魔王テチカがどんな時でもブレないのは

 

彼女の場合は、誇りが自分の生き方にあるからだ

 

だから、姿かたちがどんなに変わろうと

 

彼女自身の心は何一つ変わっていないのだ

 

「今こそ我々は亜魔王種討伐に乗り出すべきだ」

 

これから騒乱の後始末をしなければならないこの時に

 

慎重で事を急がない彼女が何故こんなことを言ったのか、他の魔王たちは驚いた

 

「私は数万年亜魔王種について調べ上げて来た、そして奴らの弱点も把握できた」

 

「亜魔王種弱点とはなんだ」

 

最初に食いついたのは、魔王デスカラードである

 

彼はこの魔王たちの中で最も亜魔王種を憎んでいる

 

「その前に一つはっきりさせなければならないことがある、それは亜魔王種は魔物ではないということだ」

 

その事実を知りない魔王たちは驚く

 

「奴らは別種の魔王種の生き残りだ」

 

「そんなことがあり得るのか、別種の魔王種は魔力に身体が耐えきれず絶滅した」

 

魔王ロドリアスが言う

 

「我々はそう思わされていた」

 

「しかし亜魔王種の魔力は我々には届かない」

 

魔王パルフェが口を挟む

 

「私もその謎が解けず更に調べて行くうちに気が付いた、亜魔王種が魔王種であれは、発生したのは我らが発生した時代と変わらない、そして我らが幼少期は魔物に育てられる」

 

その魔物からの知識を学習する時期が魔王種の幼少期にはある

 

「この時期に、亜魔王種が魔物たちに亜魔王種は魔物だと植え付けた場合どうなるだろう」

 

亜魔王種が魔物だと思い込まされた魔物たちの知識を魔王種の幼少期に植え付けられる

 

「幼少期の我らは無意識に奴らの植え込んだ情報を植え付けられてしまうだろう」

 

当時の亜魔王種が生き残るためには、自分たちが魔物だと思わせる必要がある

 

何故なら魔王に成れなかった魔王種を絶滅させるのは魔王の役割だから

 

例え別種の魔王種だとしても例外ではない

 

「これが事実であれば、亜魔王種根絶は我々魔王の果たすべき使命となる」

 

幼少期より今に至るまでずっと亜魔王種は魔物だと思い込んできたのだ

 

直ぐには他の魔王たちも信じられない

 

しかし、ホムンクルスを作り出せる知略は恐らく魔物には無いだろう

 

考えてみれば初めから亜魔王種は魔物とはかなり違っていた

 

計り知れない強大な魔力を秘めていることは感じられたが

 

それを制御できないでいるらしいことまでは調べがついている

 

「我ら魔王に匹敵する魔力を持ちながら、奴らはそれを使うことができない、亜魔王種が何故非力な子供の姿なのかを考えれば、魔力を封じ込めるために成長を止めたと考えれば納得できるだろう」

 

そこまで魔王テチカが言うと

 

他の魔王たちも亜魔王種の弱点に気が付く

 

「奴らは魔力を使えない、身体も子供のままで非力だ」

 

魔王ザッドがヒント言う

 

つまり、亜魔王種は戦闘には向かない、正体さえつかめれば簡単に絶滅させられるだろう

 

その分知恵が発達して、魔王たちですら振り回されるほどの策略の能力を持っている

 

ただ、その亜魔王種の知略に対峙して戦える魔王テチカがここに居る

 

治癒魔力によって回復した双子の魔王もそこにいたが、両者は沈黙を守っている

 

 

シーランの決断

 

シーランたちはその場にいたが口を挟むことは出来ない

 

これはもう魔王会議と変わらないから

 

本来なら同席すら許されない聖域となっているのだが

 

魔王グラードと魔王ロドリアスの魔物たちを一体も死なせず守った功績を讃えて

 

同席を許しているが発言することまでは許されてはいない

 

シーランは扇子を口で隠してシラスター王に漏らす

 

「気に入らないねぇ」

 

「何がお気に召さないのですか?」

 

「この状態は自然発生したものではなく、もし誰かが仕向けたとしたならと思うとぞっとするのじゃ」

 

そこまで言われるとシラスター王もマーリアの不敵な笑い声が浮かぶ゛

 

「マーリアならやりかねない」

 

「何故そう思うのじゃ」

 

「マーリアは時々ぞっとするくらい先を見通して行動するときがあります、もし彼女がこの状況になるように仕向けたとすれば、私もランドもきっと魔王テチカや魔王テトもマーリアに扇動されたまま動かされていることになる、しかもみんな自分の意志で動いていると信じて疑わないでしょう」

 

「それが事実なら、マーリア殿は間接的に面識すらない魔王たちを思いのまま操っていることになるのぉ」

 

シーランは久々に鳥肌が立ったようで

 

腕を前でクロスさせてそれぞれの腕を逆の手で上下に撫でる仕草をした

「しかし亜魔王種討伐のため魔王たちの心を一つにすることができましたよ、これは素晴らしい偉業と言えるでしょう」

 

「そこじゃ、五十年も生きておると、正義に悪が生える場面を幾度もみることになるのじゃ、魔王たちに比べれば赤子のようなものじゃが、人生経験においては奴らと引けを取りはせぬ」

 

「正義に悪が生えるとはどういうことですか」

 

「この場合誰もが亜魔王種を悪とみなし敵対する構図を作る様に仕向けられておる」

 

仕向けられているという表現にシラスター王は反応した

 

もしマーリアがこの状況に向くように仕向けたとしたら、やり方が亜魔王種と変わらない

 

「善と悪は同じカタチをして居るのでしょうか」

 

「目的だけが真逆でまるで同じカタチをしている場合もあるじゃろうのぉ」

 

そう言うと扇子をシラスター王に向けた

 

「じゃがその目的に悪が生えればどうなるじゃろう」

 

「それでは善が悪になってしまう」

 

「人間の歴史はほぼそれの繰り返しじゃ、そのことに気が付いておる者はほとんどいないじゃろうがな」

 

「今魔王たちは、そうなろうとしていると思われているのですか?」

 

「少し前なら私もマーリア殿の考えに賛同していたかも知れぬが、今は少しばかり違う、マーリア殿は確実に亜魔王種を絶滅させようと謀っておる」

 

「奴らは一体たりとも生かしておくわけには行きません」

 

「お前もそうとう洗脳されておるようじゃのう」

 

「これは私の体験で学び辿り着いた考えです」

 

「果たしてそうだろうか、お前は亜魔王種の何を知っているのじゃ」

 

「奴らは魔王を絶滅させて、魔王に取って代わろうとしている、常に悪巧みをして人間界に戦争をさせて来たこともゴッドウィンドウ国戦役で学びました」

 

「お前も亜魔王種の声が聞こえるのじゃな」

 

「はい、恐らくランドもそうかと」

 

「では亜魔王種に影響されずに奴らの心を感じ取ることもできるだろう」

 

「奴らに心があるのですか」

 

すると扇子でシラスター王の頬を軽く叩(はた)く

 

「心のない生物がこの世界に存在するなど思ってもみるでない、お前のその見解こそが心無いと自覚するのじゃ」

 

「はい、なるほど確かに、ネオホムンクルスですら心は感じられます」

 

「そして想像力を駆使して自分が亜魔王種となって亜魔王種として物事を捉えてみるのじゃ」

 

魔王種として生まれて来たのは、亜魔王種たちの意志かもしれないが

 

あのような姿で生き続けなければならないのは亜魔王種の仕業ではない

 

子供の姿のまま時間を止めることで辛うじて生き残っている亜魔王種たちが

 

魔物たちに蔑まれ、やがて魔王に成れなかった魔王種として魔王たちに絶滅させられる

 

見れば今の魔王たちは亜魔王種が持っていない全てを持っている

 

「相手をうらやむこと自体は悪ではない自然現象じゃ」

 

問題はその後どうするかがその人の生き様でありその人自身の価値となる

 

相手をうらやむからこそ、自分の可能性を探し見つけ出して磨いて懸命に生きることも

 

羨ましい相手の足を引っ張り、あわよくば抹殺して取って代わろうとすることも

 

あくまで本人の意志に依存する

 

自分たちはどのように生きるかの選択は委ねられているから

 

自由に選択できる

 

ところが亜魔王種には魔王種である限り魔王に成るか絶滅するかしか選択肢がなかった

 

そこで、魔物に成りすますことで生き抜くことができた

 

魔物として生きる道もあっただろう

 

残念ながら亜魔王種は魔王たちを滅ぼして取って代わる道を歩き出してしまった

 

話を聞いて行くうちにシラスター王は涙が止まらなくなる

 

少なくとも、人間の勇者だった頃のマーリアは

 

亜魔王種に酷い仕打ちをされ命を狙われ生き抜いて来たにも拘らず、

 

亜魔王種を滅ぼそうなどとと一度も言わなかった

ランディスのことがなければ、亜魔王種の救いの為に道を探していたのだ

 

最初に亜魔王種たちに救いの手を差し伸べたのはマーリアだったかもしれない

 

「シーラン師匠マーリアはきっと亜魔王種を救ってあげたかったのかもしれない」

 

泣きながらシラスター王は言うと今度はシーランが驚く

 

「どうしてそう思うのじゃ」

 

「だって、人間の勇者だったころのマーリアから亜魔王種討伐など一言も口にしなかったから、時々亜魔王種たちを庇っているように思える時もありました」

 

今度は、はらりとシーランの頬に涙か伝い落ちた

 

そして目を閉じ暫く考え込んでから

 

「それが事実であるなら、私はマーリア殿と戦う決意ができたぞよ」

 

「え?」

 

シラスター王はシーランの言葉を最初理解できなかったので聞き直す

 

「恐らく話し合っても無駄じゃ今のマーリア殿には私の声は届かぬ」

 

「一体何故師匠とマーリアが戦う必要があるのですか」

 

「お前の話を聞いて私はマーリア殿が気に入った、じゃから私はマーリア殿を救ってあげたくなったのじゃ」

 

「それで救う相手と戦うのですか、第一マーリアを救う必要があるとは私には思えません」

 

「今のマーリア殿は完全に亜魔王種を見捨てておる、夫となる男を無残にも利用され自分が彼を殺さなければならなくなった、マーリア殿の亜魔王種に対する愛情を踏み躙り自分も殺される立場に立ったのじゃから、私とて同じ立場になれば亜魔王種を憎むじゃろう」

 

シラスター王はそんな風にマーリアを見たことが無い

 

彼は常にマーリアを見上げ目標にしてきたから

 

「このままではマーリア殿があまりにも辛すぎる、私には見える気がするのじゃマーリア殿が何を見て来たのかを」

 

この師匠だけはマーリアと肩を並べて同じものを見ることができるそんな気がする

 

シラスター王はシーラン師匠の凄さを今思い知った

 

「きっと彼女が捨ててしまったそれを私が引き受けることのしたのじゃ」

 

マーリアが捨ててしまった亜魔王種の救いをシーラン師匠が変わって果たそうとしている

 

シラスター王はそのすべてを理解したわけではないけれど

 

シーラン師匠の心だけは汲み取り心にとどめた

 

「さて、お前はどうするか決めなければならぬ、このまま私はマーリア殿と戦うことになる、私の弟子としてマーリア殿と戦えるか、それともマーリア殿と共に私と戦うか決めよ」

 

「そんなこと突然言われても直ぐには決断できません、私が戦うということはそのままデラシーズ国も参戦することになります、それに魔王テチカと戦うことになれば同盟は破棄されてしまうでしょう」

 

「では考えるのじゃ」

 

とんでもない決断を迫られた

 

だが両者が戦えば巻き込まれることになるだろう

 

いずれにせよシラスター王は選択するより道はない

 

マーリアの立ちはだかる者は全て粉砕するという気性は変わってはいないだろう

 

シーラン師匠が邪魔をすると言うなら、彼女は何の躊躇いもなく叩き潰すように歩き出す

 

この選択はどちらにつくかという次元のものではない

 

シーラン師匠は改めて考えよと言われた

 

これはつまり自分の頭で考え判断して、自分の思うまま立って歩き出せということだろう

 

「では師匠、どちらにも組することなく、私は私で歩くことにします」

 

それを聞いたシーランは笑いを堪えるため扇子を口に当てるもこらえきれず笑った

 

「やっぱりお前は面白い、お前の好きに生きるが良い」

 

シーランは扇子をデラシーズ国の方へ向ける

 

シラスター王は一礼すると立ち去ろうとした

 

「ちと待つが良い」

 

彼を止めてから紙に地図を描いて渡した

 

「デラシーズ国へ帰る前に一度そこへ寄ってみるが良い、たまには寄り道も面白いものじゃ」

 

シラスター王は首を傾げたがシーラン師匠の全てを理解しようとしても無駄だと悟った

 

「わかりました、では師匠今後は敵対するも味方となるも状況次第とうことで」

 

ちらりとレムイリア姉弟子をみて一礼してから姿を消す

 

「私はシラスターと戦うことになるのでしょうか」

 

「それはわからぬが、気が進まぬのならお前は道場に帰っても良いぞ」

 

「ここまで話を聞いて今更戻れるわけがありませんよ、ただシラスターとは戦いたくありません」

 

「それは私とて同じ思いじゃ、じゃがこれは世界の今後に関わる戦いになるじゃろうから、お前も心してかかるのじゃ」

 

「はい」

 

レムイリアはシラスター王が消えたデラシーズ国のある方を見つめる

 

魔王界は再び荒れることになるだろう

 

つづく
 

人間たちの落日 落日の兆し もくじ

 

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あとがき

 

今回はオムニパス的な感じで描いてみました

 

厳密には違うかも¢( ・・)ノ゜ポイ

 

ヾ( ̄o ̄;)いやいや

 

短編集のような感じになってしまいました・・・(。_。;)゜:。アセ 

 

厳密には違うかも¢( ・・)ノ゜ポイ

 

誇りの持ち方については、師匠の様な元上司の受け売りです(ΦωΦ)

 

私自身は必ずしもそうだとは思っていませんパー

 

ですが、体験的にそう言うこともあると学習しましたΣ(@@;)

 

自分を誇るのではなく、自分の生き方を誇るということは

 

その誇りを傷つけないために常に生き方に磨きをかけ向き合う必要が生まれます

 

一方自分を誇ると、人の評価に無頓着ではいられなくなり易い

 

そうなると、人の評価に振り回されることで、ブレてしまう可能性も生まれますよね∑(-x-;)

 

自分を誇ることと自分を認めて大切に思うこととは、どうやら違うようです( ̄_ ̄ i)汗

 

実は、この言葉は、師匠の様な元上司の私に対する苦言だったのですむかっ

 

当時は相当頭に来ましたヾ(。`Д´。)ノむかっ

 

私の場合、それほど人の評価が気にならなかったので

 

その時は、思いっきり師匠の様な上司のこの言葉を否定してやりました( ̄‥ ̄)=3 フン

 

なので、この言葉は全ての人に当てはまるものではないことを付け加えておきます

 

¢( ・・)ノ゜ポイ

 

Σ( ̄□ ̄;)何の話やあせる

 

さて、

 

いよいよこの物語の終盤、どうやらシーランとマーリアは戦うことになりそうですΣ(@@;)

 

マーリアの策略とははてなマーク

 

シーランがマーリアを救うという意味とははてなマーク

 

シラスター王はどう決断して歩むのかはてなマーク

 

両者が戦う時ランドはどうするのかはてなマーク

 

この戦いの結果次第で、世界の今後は大きく変わることでしょう(((゜д゜;)))あせる

 

まる☆