ほとばしる
甘い想いは
手のひらの
湯飲みに八分
口元に二分


石段を
駆け抜けていく君の背を
木漏れ日眩し
いちだんの春


肩を寄せ
畦道歩む
つちけらの
気付かぬふり
その柔らかさに

君の住む
この町が好き
君歌う
あの歌も好き
あどけなさもね

恋歌は詠んでいるときは時間をしばし、忘れてしまいそうですね。たぶん懐かしい時代が恋しいのです。でも寒い夜は現実ですね。