【 臍帯潰瘍の恐ろしさ 】 | ✧✦ココたろうの母になる✦✧ お腹の中のまだ見ぬ21t息子のために

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7年間の不妊治療でようやく授かった初めての子がダウン症。
……アラフィフ母とココたろうの記録……

このブログは

自分への備忘録を兼ね

振り返りながら書いています。

 

 

 

天使  天使  天使  天使  天使

 

 

 

天国へ帰ってしまったこころ。

なぜ、産まれることができなかったのか

原因を知りたかった。

 

「胎盤、羊水、へその緒を調べても

 原因がわからない事がある」 

「わからない場合、解剖しますか?」

と先生。

 

「小さなカラダに傷をつけたくない」

と夫。

 

「傷つけたくないけど原因を知りたい」

とわたし。

 

よっぽどのことがない限り解剖は

しないという結論で

検査を進めることになった。

 

針で破水させて抜き取った羊水で

大方の結論がでた。羊水は真っ赤だった。

 

妊娠後期の29週以降、

十二指腸狭窄で徐々に増えていく羊水。

31週のころには羊水過多となり転院。

羊膜剥離で羊水を抜くことができず

羊水検査は延期。経過観察となった。

 

その間に十二指腸閉鎖へ進行し

こころは胆汁酸を羊水の中に

吐き出してしまった。

 

きっと、苦しかったんだとおもう。

最後の超音波では大きく開けた口を

パクパクしていた。

 

「あくびをしてるのかな~」

なんて、母とほのぼのと話していたが

わかっていれば、、、

あのとき助けてあげたかった。

助けることができたら今頃こころは

元気にしていただろうか?

 

こころから吐き出された胆汁酸で

臍帯潰瘍となった。

命綱のへその緒が溶けたのだ。

 

ダウン症の先天的疾患がもたらした悲劇。

みんながみんな、そうなるわけではない。

羊水過多でも無事に出産した人のほうが多い。

なんで、わたしなんだろう?

 

 

~~黒猫さんの東京イクメン日記より~~

http://diary.ikumen.tokyo/entry/2016/03/09/%E5%A6%8A%E5%A9%A6%E3%81%95%E3%82%93%E3%81%AB%E3%81%AF%E8%85%B8%E9%96%89%E5%A1%9E%E3%81%A8%E5%90%88%E4%BD%B5%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8C%E8%87%8D%E5%B8%AF%E6%BD%B0%E7%98%8D%E5%87%BA%E8%A1%80%E3%80%8D

 

 

こんな状態のお腹の中で、

こころが最後を過ごしたかとおもうと

やるせない。

 

吐いてしまった酸のせいで

こころの皮膚はあちらこちら

剥がれてしまっていた。

痛かっただろうに。

 

望んで、望んで、、、、

やっとわたしたちの元に

やってきてくれた待望の子に

何もしてあげれなかった。

 

あと少しで産まれるはずだった命が

直前で途絶えてしまったこと。

この事実は、もう変えることはできない。

 

であれば、こころがわたしたちに

難しい、難しい宿題を残したんだと

考えるようにしようとおもう。

 

残りの人生で、わたしに何ができるのか

この難題に向き合い真摯に考えていこうとおもう。

 

空の辞典よりーー